▲HOME ▲マンション生活の手引きTOP
▲専有スペースチェックポイント
 


換 気
 マンションは気密性が高い上、入居当初1〜2年はコンクリートが水分を放出し続けます。
 晴れた日は、窓や押し入れ、収納庫の扉を開放し、住まいの隅々まで通気を行き渡らせましょう。トイレや浴室は使用時は勿論のこと、使用後もしばらく換気扇を回しておいてください。
 また、冬は結露しやすく、カビやダニの発生、ひいてはぜんそくの原因になります。家具は壁面と間隔(10cm位)をあけて置くか、ときどき家具の配置を変えるなどしてください。
 もしカビが発生したら、その部分をよく乾燥させ、堅めのブラシで丁寧に除去して市販のカビ止めスプレーで予防しておきましょう。
 
 
結 露
 結露とは、室内と冷たい外気との温度差によって室内の空気が冷え、水蒸気を吸収できなくなったとき壁、窓などに水滴が発生する現象をいいます。
 
窓をはじめ玄関扉など外気に接する部分は、乾いた布でマメに水滴を拭きとるよう心がけてください。
 特にガスや石油ストーブを使用する際はレジスター(換気口)や換気小窓を開けるように心がけましょう。湿気と結露、そして一酸化炭素の多量発生を防ぐためです。
 この他、炊事のときは換気する、浴室の扉は常にしっかりと閉めておくなどの習慣をつけてください。ちなみに理想的な湿度は50〜60%。湿度計を目安に換気するのも良策です。
 
 
電 気
 ブレーカー(分岐スイッチ)は玄関、洗面所などに設置された分電盤の中にあります。電気器具の使い過ぎで使用電力がブレーカーの容量を上まわると、自動的にスイッチが切れるようになっており、時には電気器具の欠陥が原因で切れる場合もあります。
 電気が切れたらまず原因を調べ、改めた上で再度ブレーカーのスイッチを入れてください。
 他にも日常から次の点に注意して使用しましょう。
(1)  延長コードなどによるタコ足配線は、容量オーバーでブレーカーが切れたり、また火災の原因にもなりかねませんので厳禁です。
 同様に電灯ソケット、二又などで同時に複数の器具を使うのは事故のもとです。
(2)  プラグやソケットは決してぬれた手で触れないこと。感電の恐れがあります。電気器具にも水がかからないように注意しましょう。
 また、傷んだコードを使用するのも危険です。
(3)  水まわりの電気器具、特に洗濯機は、排水ホースの接続を確認。
 水漏れによる漏電や感電の事故を防ぐためです。
(4)  エアコンは必ず所定の場所に設置すること。
 また、壁や床、天井にむやみにクギやアンカーボルトを打ち込むのは、事故を防ぐためにも禁物です。
(5)  アイロンやヒーターなどのつけ放しにはくれぐれも注意してください。
(6)  冷蔵庫、クーラー、洗濯機等はアース付きコンセントできっちりアース線の接続を行いましょう。
 
 
ガ ス
 気密性の高いマンションでは、ガス事故も大規模なものに発展しかねません。使用後、特に長期不在の際は必ず元栓を閉める、使用中も換気をする、器具やゴム管はガス会社の検査済みのものを使い、ときどきガス穴の掃除をはじめ各部の点検をするなど心がけてください。
 また万一、警報器が鳴ったりガス臭いと感じたら、まず元栓を閉め、窓(特に上部の窓)やドアをすべて開放すること。
 
くれぐれも換気扇のスイッチを入れたり、電気器具のコンセントをいじったりしないでください。
 気密性の高い室内では、スパークなどのちょっとした火気でも爆発を引き起こします。換気が困難な場合は、消防署やガス会社の指示に従いましょう。
 以下、次の注意事項を守ってください。
(1)  長期不在時は住居の外の元栓も閉めてください。
(2)  たとえ自動着火方式のコンロでも、着火の確認を忘れずに。
(3)  ガス穴の汚れは不完全燃焼の原因になりますので、煮こぼれしたらすぐに拭き取ること。専用のワイヤブラシで1ヶ月に1度、手入れをしてください。詰まった穴はキリで穴を通し(穴を広げないように注意)、水で洗った後は水気を拭きとっておきましょう。
 
 
水 道
 水漏れなど水道の事故の原因として多いのは、断水時に栓を閉め忘れることです。
 ポンプの故障などで突然断水となり、開栓したまま留守にすると、給水開始後、室内に水があふれて被害が階下まで及びます。
 また開栓したままホースを水の中につけておいた場合、逆流することもあります。断水のときは必ず閉栓を確かめることです。
 閉栓しても水が止まらないようなら、それはパッキンに原因がありますから新しいものに取り替えましょう。
 ちなみに各住居の水道のメインバルブは、メータボックス内水道メータの上流側に設置。バルブを右に回せば、住居内すべての水が確実に止まります。
 

▲HOME ▲マンション生活の手引きTOP
▲専有スペースチェックポイント ▲上へ