実質的同等性

遺伝子組み換え食品の安全性の評価は、遺伝子組み換えをして、食品として何かが変わっていないかをもとの食品を比較することをつうじてしているのですね。

そうです。食品の安全性を考えるときには、化学物質のように、危険性があるかないかを評価するというわけではないことは説明しましたね。現存の農作物と比べて安全性に問題がないか、言い換えれば、同じくらいのリスクしか持っていないということを確認するのです。これが「実質的同等性という考え方ですね。

実質的同等だから安全だというのはウソだと言っている人がいると聞いたのですけれど、どういうことなのですか?

食品には、それ自身にリスクが存在していることはいいですね。遺伝子組み換え食品については、遺伝子組み換えをしてそのリスクが大きくなっているのかどうかを比較します。遺伝子組み換えという「手を加えた」ので、もとの食品とまったく同じでないことは、はっきりしていますよね。だから、まったく同じ、つまり「同等」かどうかを比較はできません。でも、食品としてリスクは同じかどうかは判断できますね。そのような判断をすることを「実質的に同等」かどうかを比較するというのです。だから、実質的に同等だから安全というわけではないのです。実質的に同等かどうかを「もとの食品よりリスクが大きくなっていない」かどうかを通じて判断するというだけなのです。ちょっと難しくなってしまいましたが、だれも実質的に同等だから安全だとは本当は言っていないのです。

ところで、そのような安全性の判断はだれがしているのですか?

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