遺伝子組み換え食品の安全性をだれが確かめているのかという質問ですね。まず、その原料である遺伝子組み換え農作物が現在、どこでどれくらい作られているのかを見てみましょう。
そうですね。どのような農作物に遺伝子組み換え農作物があるのか、はっきりとは知らないです。
世界で生産されている遺伝子組み換え農作物としては、トウモロコシ、ワタ、ダイズ、ナタネ、パパイヤなどがあります。ナタネがカナダで生産されていますが、ほかの作物は主にアメリカで作られています。アメリカ以外にも、アルゼンチン、ブラジル、オーストラリアや、ヨーロッパの18カ国(2004年12月現在)の国々などでも作られています。これらの農作物は、主に除草剤耐性や害虫抵抗性を持っています。パパイヤはウィルス耐性です。また、中国でウィルス耐性の遺伝子組換えタバコが作られているという報告もあるのですよ。
そうなのですね。コムギやコメも遺伝子組み換えされているものがあるのかと思っていました。そのようなものはないのですね。
そのようなものはありません。さて、それでは作られている量ですが、アメリカでは主にトウモロコシ、ワタ、ダイズが生産され、それぞれ、約5割,7割,9割が組み換えになっています(2004年度)。このように、アメリカで作られているので、アメリカでは、政府が安全性の評価をしています。食品として安全性に問題はないか、またほかの生物とのバランスを壊さないかが確かめられています。
アメリカではたくさん作られているし、皆が食べているので、しっかり安全性が確かめられているのですね。でも、日本にも輸入されているのでしょう?
そうです。日本でも政府が安全性の確認をしています。厚生労働省が食品として安全性に問題はないかどうかを、農林水産省がほかの生物に影響を与えないかを調べています。また、国連などの国際機関でも、いろいろな話し合いがされています。
それでも、安全性に問題があるという発表があります。そういう発表を聞くと不安になるのですが、心配要らないのでしょうか?
確かに不安になりますね。まず、ここで遺伝子組み換え食品への不安に関するアンケートの結果をちょっと見てみましょう。