BSE(いわゆる狂牛病)は遺伝子組換えと関係あるのですか?

まったく関係有りません。恐らく、初めて遺伝子組換え農産物が登場したのも、BSEが問題になったのも、どちらも1996年だったので、誤解が生じているのだと思います。

BSEについて少し説明しましょう。1996年にクロイツフェルト・ヤコブ病にかかった患者が、狂牛病に感染した牛と接触していた可能性が強いと発表されました。狂牛病は1986年にイギリスで初めて確認された牛の病気で、この病気にかかった牛が狂ったようにダンスを踊ったりして、やがては歩けなくなったりするものです。

後でわかったことですが、スクレイピーとして200年くらい前から知られているひつじの病気の病原体と同じでした。このスクレイピーにかかったひつじも、やはり狂ったように震えて死んで行きます。

今まで、ひつじだけの病気だったスクレイピーが、ここに来ていきなり牛に感染した理由は、スクレイピーにかかったひつじの肉や骨片を、イギリスで牛に飼料として牛に与えたからだと考えられています。

さて、遺伝子組換えとBSEとの関係ですが、このクロイツフェルト・ヤコブ病の原因がわかったのと、遺伝子組換えの議論が盛んになった時期がたまたま同じ1996年頃だっただけで、BSEは遺伝子組換えを行ったがために発生したものではないのです。

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