地球の生命の歴史の概略を教えて下さい。

はい、それでは年表にしてみましょう。

 

45億年前

地球月が太陽の周囲に生成する。そして、地球が冷却し、海洋と大陸が形成する。

40億年前

 

無生物的な有機物(炭素を主要元素とした地球型生物の必須構成要素)の生成が始まる。

その構成成分

水(H2O)

原始地球の大気

メタン(CH4)アンモニア(NH4)シアン(HCN)硫化水素(H2S)ヘリウム(He)

これらが集まって、紫外線や雷を浴びて(炭素を中心とした地球型の)生命の構成成分がつくられるのです。糖、アミノ酸、塩基といったものが。これらを含む当時の液体のことをロシアの科学者オパーリンは「原始スープ」と呼んだ。実際には私たちのスープのイメージからは程遠い全然薄いものだったが。

35億年前

 

「生命」‐ここでは自立増殖するもの‐が誕生する。多くの現代の生物が生命の基本の情報、遺伝情報を蓄えているDNAではなく、今ではその情報を取り出す役目をしているRNAを中心として、自立増殖していたと思われている。自立増殖とは、エネルギーを消費して、自分自身の力で自分自身のコピーを作り出すことだ。

30億年前

 

初めて光エネルギーと水を利用して酸素を作る(光合成)生物が生まれる。この酸素は当時、はっきり言ってほかの生物にとって有害ガスだった。あたかも、今、人間が有害ガスで地球上を汚染し始めているように、この酸素の生産は当時の地球上にいた、酸素を嫌う生物(嫌気性生物)に甚大な被害をもたらした。

25億年前

光合成はさらに広まり、大気中の有毒ガス、酸素はますます増加した。

20億年前

酸素による、多くの嫌気性生物の死滅が起こる。よく、考えてみよう。当時、光合成を始めた植物の祖先は、そのわがままのために多くの生物種を絶滅に追いやったのだ。まるで、今の人間のように勝手な振る舞いをしていたのだ。

15億年前

生物の屍の山と化した廃虚に、酸素を無害化し、さらにはそれを利用する生物(好気性生物)が爆発的に増加し始めた。生命はしたたかだ。ただし、ここまでの話は、目に見えない単純な生物、微生物の世界の話だ。

10億年前

私たち人間と同じ、遺伝情報をしまっておく「核」を持つ生物が生まれ、目に見える形を持った多細胞生物が現れた。

5億年前

図鑑で見るような、形のある生物が出現したのは、生命が出現してからすでに30億年たったこのころだ。それから5億年かけて、生命は進化し、人間が生まれる。

現在

人類の人口爆発。有害物質による環境汚染が始まる。

 地球上の生命の歴史を簡単に見てきました。約15億年前までは地球上の生命といえば、微生物のことだったのです。

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