塩(えん)とは何ですか?塩(しお)との関係はどうなっているのですか?

塩(えん)は酸とアルカリがお互いの性質に引き寄せられて化学結合し、中性の物質を作ったものです。たとえば、塩酸と水酸化ナトリウムを混ぜると(危ないからしないで下さいね)食塩(塩化ナトリウム)ができます。そのときに同時に水ができます。

**酸塩という物質は、化学をしていると頻繁に出てきます。それらは、このようにしてできたものです。他にも酢酸(お酢の中の酸)がたとえば水酸化ナトリウムと作る塩は酢酸のナトリウム塩である酢酸ナトリウムですし、リンゴ酸(リンゴの持っている酸)と水酸化カリウムとの間にできる塩はリンゴ酸のカリウム塩のリンゴ酸カリウムですし、クエン酸(オレンジの中にある酸)と水酸化カルシウムとの間にできる塩はクエン酸カルシウムです。これらの酸の強さが強いものからは多くの塩を作ることができます。たとえば一規定(モル)の塩酸は、水酸化ナトリウムと反応して1モルの食塩を作りますが、二規定の塩酸では、二モルの食塩を作れます。そういう意味では、強い酸からはより多くの塩(えん)を作ることができます。

いわゆる塩(しお)は食塩のことですが、最初にも述べた通り、酸とアルカリとの化学反応によってできる塩(えん)の一種類です。それが、たまたま塩辛いのと、私たちの体の中で、水分調節をするのに使っている塩の主要なものが塩化ナトリウムなので、深く私たちの生活に関わっているのです。

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