なぜ水は生体物質として不可欠なのですか?
水は生物の生体物質として大きく分けて二つの意味で不可欠な物質です。ひとつは「溶媒」としての水です。生物はたんぱく質やDNA、いろいろなビタミンや糖類などを必要としますが、それらの物質を溶かしておくために必要なのです。もうひとつは生物が生きていくために行ういろいろな反応の「触媒」としての水です。たとえば生物はブドウ糖を分解してアルコールや酢酸、または種々の有機酸と呼ばれる生きていくために必要な物質を生成し、同時にその分解によって生きていくために必要なエネルギーを獲得します。この分解の多くは「加水分解」と呼ばれるもので、読んで字のごとく水を加えて分解しているのです。
