トランスポゾンとは何ですか?
トランスポゾンとは「ジャンプする遺伝子(jumping gene)」です。トランスポゾンはトウモロコシでよく知られています。トウモロコシの実の色や葉の斑点の様子にいろいろな変化があることが観察されましたが、これまでの遺伝の法則から見ると説明がつきませんでした。今から60年も前の1940年代に、これが転位(transpose)する遺伝要素が存在することが発見されました。今ではトウモロコシ以外の動物や植物で、染色体の上を転位するDNA部位としてのトランスポゾン(transposon)の存在が知られています。トランスポゾンにはいろいろなものが知られています。共通の特徴としては線状のDNA断片で、両端に反復配列(塩基配列を反対から見ると同じ並び方になる)を持っていることが挙げられます。
また、このトランスポゾンが染色体上をジャンプしてとび回るためにはトランスポザーゼと呼ばれる酵素が必要ですが、この酵素の遺伝子はトランスポゾンの中にあります。
