動物と植物はどう違うのですか?
ほとんどの場合、植物は光合成をします。太陽の光のエネルギーを使って、自分の体の成分を二酸化炭素や水のような簡単な物質から作るのです。二酸化炭素(炭酸ガス)や水のような生物の活動に関係なく環境中に広く大量に存在している構造の比較的単純な物質(無機物と呼ばれます)を、太陽エネルギーを利用して、生物活動に必要な物質を作ることができます。この働きを光合成と呼びます。このようなことは動物にはできません。動物は、すでに周囲にある自分の体とほぼ同じような物質を取り込んで(食べて)自分の体の成分として利用します。言い換えれば、植物がこの世の中からなくなったら、動物は生きてはいけません。
ここで少しだけ、細胞のレベルでの植物細胞と動物細胞の違いを見てみましょう。植物は太陽の光の持っているエネルギーを利用しているといいましたが、その働きをしている器官を植物細胞のひとつひとつが持っています。そして、その器官が緑色をしているので、植物の体は緑色をしているのです。その器官は「葉緑体」と呼ばれています。ほかにも、植物の細胞には細胞壁と呼ばれる少し硬めの物質でできた壁があって、細胞を覆っています。単純に考えれば、植物体が(特に木が)あのように硬く、地面からすくっと立っていられるのは、細胞壁があるおかげでしょう。反対に、動物細胞には細胞壁がなく、やわらかい細胞のままです。だから、アメーバのように這いずり回ったり、コロくんのように部屋中を駆けずり回ったりできるのでしょう。
