微生物はどこにいるのですか?

微生物はどういうところにいるのですか?

微生物は地球上のどこにでもいます。たとえば、身近なところでは私たち人間の体の表面や体内にもたくさん存在しています。体の表面には、私たちの皮膚から出る適当な水分と餌となる脂肪を与えられた微生物がたくさん住んでいます。

え・・・ぼくのご主人様の体にもいっぱいいるの?ぼくは、ぬいぐるみだから、大丈夫かなぁ・・・

コロクンはぬいぐるみだけど、ぬいぐるみにも、いっぱい微生物はいるのですよ。いつもきれいにしてもらってくださいね。

はい、わかりました。ところで、人間の体には、どのような微生物がいるのですか?

人間の体の表面に住む微生物には足の嫌なニオイの原因を作る微生物もいますし、ニキビをつくる微生物もいます。それだけじゃないんですよ。人間のお腹の中は、動く培養槽です。筋肉や骨、肝臓、神経などの本当に「実のつまっている」体内には、さすがに微生物はほとんどいませんが、口から、胃、腸、肛門に至る消化管の中は微生物の絶好の住みかになっています。この真実を認めたくない人もいるかもしれませんが、そこに仲良く暮らしている微生物、主に細菌がいるからこそ、私たちが日常生活を愉快に暮らしていくことができるのです。このように、私たちが常に体の中や表面に持っている細菌を常在細菌と呼んでいます。

そういうところにいる微生物は、人間の体の役に立っているということなのですね。どういうふうに、役に立っているのですか?

仮に、間違ってO-157を一匹、口から入れてしまったとしましょう。37度という、一番O-157がのびのびと暮らすことのできる温度に保たれた私たちの体に入ったこの悪党は、腸へと進軍していきます。

わあ、やられちゃうぅ・・・!

そこに、先住民がいなかったらどうなるでしょう。見渡す限りの豊富な食料、パラダイスのような気候(?)、どこでも自由に使えるスペース。もう「好きなようにしてください」と言わんばかりの状態です。

そうですね。周りに競争相手がいないんですよね。悠悠自適に暮らせそう。

外から侵入してくるO-157のような有害な微生物にそのような勝手なふるまいをさせないようにするためにも、害のない微生物、主に細菌を「常在細菌」として常に腸の中に保っておく必要があるのです。

それでは、コロクンがこれから買い主さんのお腹の中に入って、悪さをする悪玉菌がはびこらないように、いっぱい増えてきますね!

コロクン・・・さすがですね。お腹の中がコロクンでいっぱいになってしまった・・・

はぁー、やっと飼い主さんに、少し、ご恩返しができました。ところで、人間の体以外の自然界では、どういうところに微生物は住んでいるのですか?

そうですね。地球規模に視点を移してみましょう。微生物は高い山の上の土の中にもいます。暗黒の深海の泥の中にもいます。南極の氷の中にも、北極海の氷山の浮く海水の中にも、火山の噴煙の噴出口や温泉水の中、そして、今では火星にもいるのではないかと信じている人もいます。

え、火星にもいるんですか?あの・・・タコみたいな微生物かなぁ。

多分、そういうものはいないでしょうけれど・・・。ちなみに、火星はずっと以前(恐らく35億年ほど前)には水があったと思われています。今でも氷として残っていて、火星の極には地球の南極や北極のように氷の冠がかぶっています。そして、火星の地表は寒暖の差が激しいのですが、地中に潜れば安定した温度を保っている所があるかもしれません。

そういうところで、ぬくぬくと育っているのかもしれないのですね。いつか、火星に飛んで行けるようになったら、コロクンも行ってみたいと思います。

そして、その安定な温度で水が液体として存在できる状態の場所があったとしたら、火星で独自に進化した「地球型」生命が存在するかもしれないし、地球から引力を振り切って宇宙空間を漂い、火星に到達した生命が存在する可能性も考えられます。

なんか、とてもロマンのある話になってきたなぁ。

そうですね。それでは、今度は微生物の形を調べてみましょうね。

はい!お願いします。

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