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| 体内にたまった毒を排出して(デトックス)健康を取り戻す |
東洋医学では、体調の変化を説明する時に「気(き)」・「血(けつ)」・「水(すい)」という概念がよく用いられます。
「気」はエネルギー、「血」は血液、「水」は血液以外の体液を指します。
それぞれが停滞した状態を「気鬱(きうつ)」、「お血」、「水毒(すいどく)」といいます。長期的にも短期的にも、外へ出されるべきものが体内にたまると、体になんらかの害を及ぼし、さまざまな不調がでると考えられています。
こうした「毒」を排出し、正常な状態に戻そうとする「駆剤(くざい)」といわれる処方が漢方では考案されています。 |
| 気鬱(きうつ)に効く漢方薬 |
気鬱(きうつ)は、重い気持を外へ吐き出すことができず、内にたまった状態です。
のど、胸、腹にたまりやすいため、症状もそこによく出ます。
のどに違和感があるのに、耳鼻咽喉科で診てもらっても何も異常が見られない。けれどつっかえるようなひっかかりがある。また、悩んでいる時に胸が詰まるような感じがする。おなか(腸)の動きも悪くなります。
「病的なうつ状態まではいかないけれど、仕事や家事はなんとかこなせる軽度のうつ状態(プチうつ)」の人が増えているそうです。プチうつの代表的症状「抑うつ感」「頭が重い」「朝になってもなかなか起きられない」なども、代表的な気鬱(きうつ)の症状です。
気鬱(きうつ)の駆剤の代表的なものに半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)があります。めまい、吐き気、動悸、不安神経症、神経性胃炎、咳、しわがれ声、不眠症などの症状の「気鬱(きうつ)」に効果的です。 |
| お血に効く漢方薬 |
女性にとって最も身近な「血の毒」つまり「お血」です。
お血は生殖器と関係が深く生理痛などは代表的なお血による症状です。その他貧血、倦怠感、更年期障害の不定愁訴(頭重、頭痛、めまい、肩こりなど)、生理(月経)不順、月経困難、不妊症、動悸などもお血が関係する症状と考えられています。
お血があると肌がくすみ、目の周りに黒いクマができたり、唇の色が黒っぽくなったりするなど、美容の敵です。
お血の駆剤の代表的なものは、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)です。筋肉が全体に軟弱で疲れやすく、足腰の冷えやすい人に向いています。 |
| 水毒に効く漢方薬 |
「水毒(すいどく)」は、病気までいかなくとも、疲れなどで心臓や腎臓の働きが弱ることによって、体内の水分代謝が十分に調節できないことで起こると考えられています。
水毒(すいどく)の代表的な症状は、むくみです。また、水太りの人に、関節に水がたまる膝痛がよく見られるのも水毒(すいどく)の影響と考えられています。
頭重や頭痛、耳鳴りやめまいも水毒に起因し、頭部の水の循環が悪くなったときに見られる症状です。
水毒(すいどく)の駆剤には、防己黄耆湯 (ぼういおうぎとう)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)などがあります。
防己黄耆湯 (ぼういおうぎとう)は、色白で水太り体質の人に向いています。疲れやすい、汗が多い、尿が出にくい、下肢にむくみがある、膝関節が腫れて痛むなどの症状がある場合に良く効きます。
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)は、頭にたまる水毒に効果的です。めまい、ふらつき、息切れ、頭痛、または動悸があり、尿量が減少している人に向いています。 |
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