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コレステロール、中性脂肪が高い高脂血症について

 
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高脂血症とは
 高脂血症とは、高脂質血症とも呼ばれます。血液はいろいろな血球よりなる細胞成分と血漿からできています。この血漿から血液凝固に関係している線維素を取り除いたものが血清です。91〜92%は水分ですが、残りの数%が種々の有機物や無機物です。

 この血清中に含まれる脂肪の仲間が増加した状態が、高脂血症です。脂肪にはいろいろなものがあり、そのうちの1種類、又はそれ以上が正常値より高濃度に存在している状態です。
 この脂肪は、中性脂肪、リン脂質、コレステロール、遊離脂肪酸などがあります。

血液中の主な脂肪について
コレステロール
最も有名で悪い脂肪の代表のように言われるものは「コレステロール」。コレステロールを血液中に多く含んでいる人に、成人病が多く多発しているからです。そのため「コレステロールを含む食品は摂ってはいけない」と、考えるぐらいです。しかし摂り過ぎない限り体にとっては必要なものです。
中性脂肪
中性脂肪はトリグリセライドとも呼ばれます。動脈硬化には直接関与しないけれど、糖尿病、肥満、高尿酸血症の人に高値を示すことが多い脂肪です。蓄積するのも血管壁ではなく、肝臓にたまります。その初期的なものは脂肪肝と呼ばれ、肝機能の低下をきたしたりします。この状態を長期的に続けると肝硬変に移行する可能性もあります。
リン脂質
リン脂質は構造的にリン酸がくっついた複合脂質です。リン酸は食品添加物によく利用され、体内への侵入も少なくありません。リン脂質は細胞膜の構成成分でありますので、必要な脂肪ではありますが、多く摂りすぎると肝臓に異常に貯まり肝臓障害を起こすこともあります。
遊離脂肪酸
血液中のタンパク質であるアルブミンと結合した状態で存在します。この脂肪は他のものに比べると血液中に含まれる量は極めて少量です。

血液中の主な脂肪の働きについて
コレステロール
身体を造るための基礎素材となります。人間は多細胞生物で60兆個の細胞よりできているとも言われています。その細胞は一つ一つをみるとカプセルのようになっていて、その中に色々な構造形成物が収められています。その細胞の最も外の部分でカプセルにあたる薄い膜が細胞膜です。コレステロールはこの細胞膜の材料になります。また、脂肪を食物として摂ったとき、小さな粒に変化させて小腸から吸収されます。その時、胆汁がこの働きを促しますが、コレステロールは胆汁酸という状態になって作用しています。また、生殖に関係している性ホルモンは、コレステロールを原材料としてつくられます。その他、副腎皮質より分泌され色々な働きをするステロイドホルモンの材料にもなります。このステロイドホルモンはストレスに体が対処するのに大切な役割をします。
中性脂肪
中性脂肪はエネルギーに関係した働きをしてます。余分な糖類からも作り出され、摂取量と消費量の平衡がくずれると増加します。中性脂肪の主な働きは、体温の維持です。中性脂肪は体温が下がらないように燃えて熱を作り出します。

高脂血症の基準数値
総コレステロールが220mg/dl以上
LDL(悪玉)コレステロールが140mg/dl以上
HDL(善玉)コレステロール が 39mg/dl以下
中性脂肪(トリグリセリド)が15mg/dl0以上
上記の場合、高脂血症と診断されます。

高脂血症の起こり方
  1. カロリー(食事の全体量)。必要以上に摂取すると余った部分が脂肪に変化します。
  2. 遺伝素因。血清脂質を調節している内分泌因子(血糖値を調節しているインスリンやグルカゴン。またステロイドホルモンの異常により血清脂質は左右されます)
  3. 肝臓の働き。体にはコレステロールを胆汁に変換して便中に捨てる機能がありますが、この作用がうまくできないと肝臓にコレステロールがたまりがちになります。また、肝臓がアポBというタンパク質を作る力が強い人では、リポ蛋白も多く作られます。それにより悪玉コレステロールの増加につながります。

高脂血症の合併症
血液中にコレステロールや中性脂肪が増え、粘り気のある血液になると、血管内壁に脂質が沈着し動脈の壁が厚く硬くなり動脈硬化を起こします。また、高血圧も引き起こしますが、高脂血症と高血圧症は絡みあい悪循環に陥ります。
 高脂血症は特に心筋梗塞につながりますので、激しい胸の痛みに襲われ、脂汗をかくといった症状に見舞われます。

高脂血症と不飽和脂肪酸
脂肪酸には動物由来の脂肪に含まれる飽和脂肪酸と植物系や魚類の油に含まれる不飽和脂肪酸があります。

この不飽和脂肪酸は、コレステロールを下げる働きがあるため高脂血症の予防に必要な脂肪酸といえます。不飽和脂肪酸は、酸化して過酸化脂質を形成しやすいので、抗酸化作用のあるビタモンEの摂取も忘れずに!

主な不飽和脂肪酸
リノール酸
植物油に含まれ、綿実油、とうもろこし油、大豆油に多く含まれます。
エイコサペンタエン酸
サバ、イワシに多く含まれています。(乾癬に対しても良好な効果が期待できるそうです。乾癬はかゆみと炎症を伴いますが、魚油を摂ることによって、炎症をつかさどる白血球の一種に作用し、炎症物質を抑制するため効果が期待できる。)
ドコサヘキサエン酸
サバ、イワシに多く含まれています。

※特に魚油に含まれる不飽和脂肪酸は血管内で血液が凝固するのを防いだり、細い血管を拡張させたりする働きがあります。

高脂血症には食物繊維も必要
食物繊維は、便中にコレステロールを排出させます。


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