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脳梗塞のタイプ別特徴 
微小脳梗塞,アテローム血栓性梗塞,脳塞栓(心原性脳塞栓)について

 
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微小脳梗塞の特徴について
微小脳梗塞は、脳の深部に通じている穿通(せんつう)動脈という、細い動脈に起こる病変です。
動脈硬化といっても、微小脳梗塞の場合はコレステロールなどの脂質が沈着するもの(粥状動脈硬化)とは異なり、血管の内壁が硬く厚くなって閉塞状態になります。原因は、主に年齢とともに高くなる高血圧が原因です。
微小脳梗塞は、皮膚のシミやしわのようなもので、加齢によって四十代以降に現れ始め、六十代でその数がぐんと増えてきます。
高血圧に自覚がないように、微小脳梗塞のほとんどは症状がありません。
(無症候性脳梗塞、隠れ脳梗塞とも呼ばれます)
自覚症状がないため本人は気が付かず、脳ドックなどの検査を受けて見つかることもしばしばあります。
微小脳梗塞は症状がないから安心、ということにはなりません。
微小脳梗塞を放置しておくと、小さな脳梗塞が脳のあちらこちらにいくつも発生し(多発性脳梗塞)、次第に脳の萎縮が進んで、ついには認知症(痴呆症)に至るようになります。
また、小さな梗塞でも脳の重要な部位にできると、片マヒやろれつが回らないなどの構音障害などを訴えるようになってきます。
さらに、微小脳梗塞が多数見つかる人は、本格的な脳卒中が起こりやすくなります。

アテローム血栓性梗塞の特徴について
アテロームとは、『細かい粒状のものが集まった粥状の血のかたまり』という意味です。
粥状の細かい粒は、主にコレステロールなどの脂質が集まったものです。このアテロームが血管壁を厚くし、血流を滞らせることにもなります。こうした動脈硬化を粥状(じゅくじょう)動脈硬化といいます。
血管壁に沈着したアテロームが大きくなって破裂すると、これをふさぐために血小板が集まって血栓を作り、この血栓が動脈硬化で狭くなった血管を詰まらせてしまいます。
アテローム血栓性梗塞が起こるのは、脳内の比較的太い動脈や首の動脈(内頸動脈)です。アテローム血栓性梗塞では、脳梗塞の症状が数時間から数日にかけて徐々に出てきます。ある日突然症状が完成することはまれです。
粥状動脈硬化がゆっくりと進行するので、副血行路(バイパス)が発達し、そこから血液が流れることが多いからです。完全に詰まっても片側の首の動脈だけなら症状がでないこともあります。
また、一時的に脳梗塞の症状が現れる一過性脳虚血発作を引き起こすこともあります。
アテローム血栓性梗塞の原因は、高血糖、高脂血症(血液中のコレステロールや中性脂肪が高い状態)、高血圧、肥満です。

脳塞栓(心原性脳塞栓)の特徴について
脳の動脈に異常がなくても、主に心臓でできた血栓が血流に乗って流れてきて、脳の血管をつまらせてしまうのが脳塞栓です。
もともと血管には動脈硬化がないので、副血行路もないため脳の太い動脈が血栓でつまると脳の広範囲に血液がいきわたらず、重症の脳梗塞となります。
原因のほとんどは不整脈(心臓の拍動のリズムが乱れ、不規則になる状態)の一つである心房細動です。

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