I am a Parkinson's
Disease



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kurowagahai
【病気の発見】
1817年に英国人医師が学会で発表

吾輩が誕生したのは自分でも良くわからない遠い昔である。一番初めに吾輩を発見したのは、1775年に生まれ、ロンドンの開業医として地域医療に携わっていた、ジェームズ・パーキンソン(James Parkinson)である。
彼は手や足が震えて、あちこちの筋肉が固くなり、何年か後には体が動かなくなる原因不明の不思議な病気に罹っている何人かの患者を見付け、その症状を克明に記録し、日本流で云うなら42歳の厄年に当たる1817年に『振戦麻痺について』と題して神経学会で発表した。
吾輩の仲間が人間に取り付くと、半分弱の人が鬱病(うつ)のような症状を示すらしい。パーキンソン先生は、患者の状態を見て「幸福感を感じにくい人」と表現している。
どんな病気でも罹って「幸福」とは考え難いが、それほど精神的に落ち込む人が多いのだろう。面白いことに出くわしても笑わず、能面のような無表情な患者が多かったので、こんな表現がでてきたのだろう。
パーキンソン先生は医者として活躍する傍ら、地質学の権威者としても知られており、政治運動にも首を突っ込むという、八面六臂の活躍ぶりが、逆に医学界から無視される結果となったのか、それとも、一般の医者には接することの少ない奇病だったために興味を示さなかったなのか、学会では誰一人、関心を払う人がいなかったという。
1824年に彼が亡くなるまで、その文献は陽の目を見ることがなく、病因の発見に遅れを取ってしまった。england
この学会裏話を聞いて世界に散在する吾輩の仲
間は、無視されたことに腹を立て、「いまに見ておれ、人間様に吾輩の恐ろしさを知らしめてやるから」と、拳を振り上げて「エイエイ・オー」と歓声を上げて憤慨したものだ。

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