I am a Parkinson's
Disease
目 次
SINCE 2001.10.1
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| 【神経細胞の働き】 |
| 脳の命令、神経伝達物質経由で筋肉へ |
人間様の研究の成果で判明した脳と運動をつかさどる筋肉の関係を簡単に書き記すと次のようになる。
歩くという簡単な行動を例にとってみよう。まず、第一歩を踏み出す前に、いま自分は立っているのか、座っているのか、あらゆる情報を目やその他の器官を使って脳に集め素早く計算する。ついで第一歩をどの程度の歩幅で出すのか、着地する場所は
、平坦か凸凹しているのか、滑りやすくないか、などの情報を基に神経を経由して、筋肉に命令を出し、それに従って足が運ばれる。健全な身体の持ち主ではほとんど無意識のうちに行われる動作である。 神経は一本の電線のように電流がスウーと流れるのではなく、神経伝達物質・・・ドーパミンもその内の一つだが・・・を仲介にして脳が出す命令を伝えるようになっている。さらに、アセチルコリンというもうひとつの神経伝達物質とバランスを保つことにより、脳の命令がよどみなく連続的に筋肉に伝えられ、歩くという動作がスムーズに行われるようになっている。 文章で書くといとも簡単なシステムに思えるが、造化の神が作るものは総てが複雑にてきており、並の人間の頭では容易に解明できない。吾輩の実体もついこの間まで判らなかった。吾輩がかぶっている隠れ蓑をはぎ取ったら、ノーベル賞ものと早くより云われていたが、平成一二年(2000年)になって、その該当者が出たが、研究結果を実際の治療に応用するには、まだ解明すべきことがある。
吾輩らの悪戯により、パーキンソン病に罹ると中脳の黒質という部分の神経細胞が減少、この部分が白っぽくなる。黒質はドーパミンという情報伝達物質を分泌して線条体に信号を送る。線条体はさらに大脳皮質の運動を司る部分に信号を伝える。
ドーパミンの生成が阻害されると脳の命令がうまく筋肉に伝えることができず、身体を思い通りに動かせなくなるらしい。
人間様は自慢げに 脳の中の状態を調べる機械としてMRI(Magnetic Resonance Imaging)磁気共鳴映像法やCT(Computerized
Tomogra phy)X線断層撮影なども実用化され、現代医学は進歩したと云うが、これらを駆使しても、吾輩の実態が掴めていない。
なぜ風邪をひくのかという簡単な病気の仕組みすら、正確には判っていないのである。
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