I am a Parkinson's
Disease


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SINCE 2001.10.1
wagahai
【リハビリ】
アメリカ生まれの新鋭機でリハビリ

平成10年(1998年)、刀根山病院にアメリカからリハビリのための新兵器が入ったので、これを使って治療してみないかとの話が主人のもとに伝えられた。落下傘部隊のような服を身体につけて、これにワイヤーを掛けて、空気圧で身体をリフトアップ、体重が軽くなった状態で、トレッドミル(ベルトコンベヤー式の歩行器)の上を歩くというものだ。
脳梗塞で歩行障害を起こした患者のリハビリ用にアメリカで開発されたもので、留学から帰ったM先生の提案で導入したものである。
プールで歩くと浮力で体重が軽くなり、障害がある人でも上手く歩ける原理を地上で応用しようというアイデアである。空気圧を調整すると足に掛かる負担を調整できるので、リハビリの進行状況に合わせて体重の加減が自由にできる。
日本に1台だけしかないシロモノだという。しかも、パーキンソンでのこの機械の利用は世界でも例がないと聞かされて、初物食いの吾輩の主人は興味を示した。
とはいうものの、生まれてから60余年、入院などしたことがないだけに、随分迷ったらしい。5週間入院して最初の1週間は各種検査、次の2週間は理学療養士が横について歩行訓練をしてくれる従来型のリハビリ、その後の2週間は落下傘部隊のトレッドミル訓練というプログラムである。矢張り身体をつり上げ、体重が軽くなった状態の上に、転倒する心配がないため歩きやすい。
初体験の入院だが、初めの1週間は検査、検査で忙しかった。しかし、リハビリになると週に3回、1回が30、40分の訓練と週に4回の手足や首などの体操をするだけで、後は何の用事もない。パーキンソンを除くと健康そのものだから、吾輩の主人は時間が余ってどうしようもなかったらしい。「そうだ、かねてからの念願だった自分史を書いてみよう」と、自分自身に聞かせるようにつぶやき、実行に移した。
リハビリの結果はこれまでの前かがみの姿勢がroad真直ぐになり、自分でも背が高くなったような気分を味わうことができたというが、吾輩の悪戯の力の方が強く、約1年で元の姿勢に戻ってしまったが、主人には「自分史」という貴重な財産が残った。神は無駄な時間をお与えにならなかった。

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