I am a Parkinson's
Disease
目 次
SINCE 2001.10.1
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| 【典型的な症状4】 |
| 前屈み姿勢、人類猿のような歩き方 |
4.正しい姿勢が保てない。
専門的には姿勢反射障害というらしい。人間の体は傾いていると、その情報を脳に送り、脳は筋肉に情報を送り返して正しい姿勢を保つ。倒れそうになったときでもこの自動コントロール装置が働いて、反射的に態勢を立て直し、転ばないように姿勢を正してくれる。
吾輩が人間の身体に入り込むと、自動装置が働かなくなる。自分の身体の位置情報が正確につかめない。うんと足を広げたつもりが、あまり広くなかったり、手をまっすぐ上げたつもりが、肘が曲がっていて思っているほどに高く上がっていない、ということが多いらしい。
椅子に座っていても左右どちらかに傾いている。態勢を立て直しもまた傾く。
立っている時は前かがみとなり、肘と膝を軽く曲げた姿勢になる。まるで、直立歩行を始めたばかりの人類猿のようなぶざまな格好である。
ドクターは全身が映る鏡を家のあちこちに置いておくようにアドバイスを与えるが、この狙いは分からないでもない。鏡に映る自分の姿勢の悪さ、ぶざまな格好は頭で想像しているより、かなりひどいもので、大抵の人は驚くと同時にショックをうけるらしい。吾輩の主人も同様で初めて鏡を見たときは「あんなに前屈みになって歩いているのか。」と思わず声を出したという。ドクターの狙いはそこにあったのだ。鏡を見て「なんとか姿勢を正さなければ」という気持ちが心の底から湧いてくるのを待つという戦法である。
身体を真っ直ぐに伸ばそうとすると、後ろへ倒れてしまうのではないかという不安感に襲われる。壁にもたれて安全な方法で、背を伸ばしてみると、本人の感覚では首が後ろに折れるくらいに反り返っているのに、壁と頭にはまだすき間があるという状態である。
朝起きてから寝るまで、座っていても歩いていても、食事中もパソコンに向かっているときも、前傾姿勢になっているため、お腹に三段腹を思わせるような深い横シワが出来て、胃の下から左の肋骨下部に至る部分に突っ張り感があり、これが気にな って仕方がない。
寝ているときは別として、全神経の75%以上がここに注がれているという状態だ。吾輩の主人が現在一番悩みにしているのは、この下腹の突っ張りだ。
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