「6000、7000・・・」

今日も今日とて一人夜中に銭を数える怪しい私・・・。

「やっと2万強か・・・こりゃ、普通にやってたらまず無理だな。」

私はもはや見慣れたUOの画面を睨み付ける。其処には銀行裏でほけっっとし
ている(惚けてる?^^;)fog爺の姿があった。

「そろそろ魔法抵抗のスキルが欲しいよな?fogよ・・・」

fog爺のまさに生死を握る私はそう呟いてfogを死地に送り込む決意を固めた。
ここにfog一家の死を掛けた金稼ぎが始まるのであった・・・。
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・・・のっけから激しい内容(w
と言う訳で、今月の初っぱなは前月のラストを受けて家購入の話題からスター
トです。皆さんご存じだと思いますが、UOではフィールド上に個人の「家」
を建設する事が出来ます。家があれば複数キャラ間のアイテムの受け渡しや、
各種生産素材の備蓄など色々と便利な反面(いや、便利だからこそかな?)建
築にはそれこそ星の数ほどの苦労があります。思いつく限り上げると・・・

・権利書が高い

家を建築するにはまず町のNPCの建築家から『権利書(house deed)』
を購入する必要があります。昔はテントなどと言う廉価な建築物もあったの
ですが、余りにも増加するPCハウスに耐えかねたオリ神が今年に入って値
上げ&販売建築物変更により消してしまいました(笑)今現在購入可能な家
で最も廉価なのは『小さい家(a small house)』で価格は44000Gです。
(価格は多少変動しますが最低でも39000g位かな?)

・建築条件が厳しい

これも上記のオリ神の怒りによる弊害で、現在家を建てる際の条件は馬鹿に
厳しいです(余談ですが昔は単純に家本体のはいるスペースがあれば、それ
こそあらゆる場所にを建てることが出来たそうです。ダンジョン内や森の
ど真ん中などにさえ・・・)現在の家建築の条件(小さい家)は、

・家本体が入るスペース(5x5マス)+その周囲一マスに空きがある事。
・玄関前5マス以内に他の家、人、物が存在しない事。
・上記条件を満たす土地の中に、通行不能な土地、物、及び段差が無い事。

と言う事になっています。この条件を満たすのは現在のASUKAではかな
り難しく、おかげで後発の人々が家を建築するにはよほどの運と根気が必要
になっています。って、言うか・・・家の建築条件を変えたなら、以前の条
件でしか建てられない場所に建っている家を消すとか、建ってるだけで全く
商品補充してないベンダーショップを消すとか、なんか処置をしろよオリ神
・・・。
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『hehehehehehe!!』

暗い室内にくぐもった笑い声が響きわたる。それと同時に儂の目の前にぼろぼ
ろのローブを纏った人影が浮かび上がる。いや、それは正確には人ではない。
四肢と頭を備えてはいる物の、その眼窩は暗く落ちくぼみ、その四肢は枯れ木
の様にやせ衰えている。

「どりゃあぁぁぁ〜〜〜〜〜!!」

儂は雄叫びと共にその人影に手にした剣をたたきつける。普通に考えればこん
な枯れ枝のような体で鍛え上げた儂の剛椀から繰り出される一撃を浴びれば砕
けてしまっても不思議ではない。しかし、案の定儂の繰り出した剣はまるで巨
大な岩でも叩いたかの様な手応えを残して跳ね返る。そう、この人影は人では
ない。強大な魔法を操る知能と絶大な破壊力を持つ杖を操るモンスターなのだ。

『hehehehehehe!!』

奴は何がおかしいのか大きく笑いながら儂に向かって矢継ぎ早に攻撃を繰り出
してくる。恐ろしい早さで唱えられる種種の攻撃呪文、その合間合間に繰り出
される岩をも砕きそうな杖。これも又普通の人間ならば食らった瞬間に骨も残
らない程の攻撃だ。しかし・・・

「ふっ、その程度の打撃でこの儂が屈すると思うておるのか!!」

儂の体はその攻撃に十分耐えられる程には鍛えられており、儂は矢継ぎ早に回
復呪文を唱えながら再び奴に斬りかかっていった・・・。

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さてさて、まずは金稼ぎ第1段。fog爺の場合を書いてみました。fog爺は戦闘
系ですので、勢いお金稼ぎの方法はモンスターを虐殺するという殺伐とした物
になります(笑)で、上の節で紹介した様にfog爺はその金稼ぎの相手としてリ
ッチを選択した訳です。なぜならリッチはモンスターにしては結構なお金持ち&
沸く場所が決まってて狩りやすい。と言う利点があるからです。ただ、その代
わりモンスターとしては一寸強めで、油断してると魔法コンボで即死したりも
します(笑)他にもこいつが儲かるという噂はそれこそ全ブリタニアンに広ま
ってるので出現場所にはよくPKが来るとか、たまに魔法バグで即死するとか
デメリットも多いです。短期集中でお金を稼ぐのでもない限り無理に相手取る
必要は無いのかな?ただ、この辺のデメリットを補ってあまりあるのが

『銀の武器』

です。正確には銀の魔法のかかった武器かな?(何せ銀の棍棒なんて武器があ
る位だし・・・ホントに純銀の棍棒なんて作ったら殴った瞬間曲がっちゃう^^;)
この魔法武器は「アンデットに2倍のダメージを与える」効果があり、リッチ
はアンデット系のモンスターな為、銀武器で二倍のダメージを食らうのです。
故に銀製の武器があると一戦闘の継続時間はそれこそ半分(笑)になり、結果
として上記デメリットのほとんどが無視できる程度に軽減されるのです。
(実際銀のハルバードを持ったバード(STR25!!)さん等もリッチを殴
って居るのを目撃したことがあります。)

しかし、この当時fog爺は魔法の武器を持ってなかったのでこの狩り場での狩り
は常に命がけでした。fog爺は(私は)戦闘のスリルを楽しむタイプでは無いの
でホントに厳しかった・・・(涙)しかしこれも家のため&魔法抵抗のスキル
の為と涙をのんで、fog爺には頑張って貰っていました。
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「うーーむ・・・流石に連戦は厳しい・・・ここならもう少し楽に稼げるかの?」

儂は蘇ったばかりの体を慣らしながら、今度は別の場所にやってきていた。

「流石に死に損ない共を鉄の武器で叩いて砕くのは限度があるわい。ここなら
まだ実体があるだけましじゃろう・・・」

そんなことをぶつぶつ呟きながら薄暗い洞窟の中を歩いていくと、前方に赤々
と燃える人影が見えてきた。人間松明!!・・・では無い。あれこそがこの洞
窟に儂が来た目的である。

「居たか・・・。さあ、お前の力を見せて貰おう。」

儂は買い直した高級品のハルバードを握りしめ、ゆっくりとその人影に向かっ
て歩を進めた・・・。

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続いてお金稼ぎ第二段!!(笑)シェイムでファイアーエレメンタル狩りです。
昔は様々なマジックアイテムを得られてお得だった(らしい)ファイアーエレ
メンタルも、オリ神の陰謀で最近はすっかり貧乏になりました(笑)おかげで
最近シェイムは昔ほど人が居ない・・・らしいです。

しかし、貧乏になったとは言えそこはそれ、元が金持ち物持ちだっただけに、
今でもその遺産(?)で十分お金持ちです。その額一匹頭400g前後。まあ、
十分すぎる稼ぎといえるでしょう。ただ、ファイアーに限らずエレメンタルは、
精霊でアンデットではないので、銀武器のような特効武器がある訳でなく、又
その体力や防御力も並のモンスター10人前(笑)は軽くあるので、ここも初
心者が一人で特攻すると死ねます。まあ、リッチと違ってエレメンタル系は全
般的にマナの量が少なく、強力な魔法を連発してくる訳では無い(アースエレ
メンタルに至っては魔法を使わない)ので、洞窟各所にある障害物に引っかけ
て、弓でちくちく削っていれば結構楽に勝てます。

でもfog爺は弓スキルはそれ程無いのでやっぱり特攻(爆)そう考えると、こ
こもかなり痛い・・・。まあ、家のためだし〜〜〜(←鬼)でも・・・上の節
ではああ、書いたけど、エレメンタルって実体があるのだろうか・・・?
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ちくちくちく・・・
とんかんとんかん・・・
がんがんがん・・・
しょきしょきしょき・・・
ちくちくちく・・・

「ふう、ま、こんな物か。さて、売り払ってこよう。」

私は懐に抱えた大量の作品の重みを感じながら、よろよろと鍛冶屋の側に寄っ
ていく。

「親父。買ってくれ!!」
「ん〜〜?どれ・・・おい、こんな物で金を貰おうってのか?ふざけちゃいか
んよ。」
「なにを?!これのどこが悪いってんだ?立派な盾じゃねーか!!」
「・・・ここん所、金具が折れてるぜ。」
「うっ・・・」
「はっはっは、まだまだだな青二才。まあ、そっちの鎖鎧は買ってやっても良
いぞ。」
「・・・仕方ねえ。ほらよ!!」
「よっし、じゃあ・・・ひのふのみ・・・ほれ代金だ。」
「おいおい、これっぱっかかよ〜〜、しけてんな〜〜〜」
「嫌なら金返せ。」
「・・・毎度あり」

そして私はよろよろと鍛冶屋をまろびでる。

(ふ〜〜〜、この在庫どうしようか・・・?)

しかし考えても仕方がない。私は在庫の重みにつぶされそうになりながら、次
の店に向かってため息と共に歩き出した・・・。

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金稼ぎ第三段balon君の場合です。彼は完全生産系なので、お金稼ぎの方法は
各種アイテムを作って売り払うと言う事になります。そこで種々様々なアイテ
ムをひいこら作成するのですが・・・。
UOの世界には在庫と価格の間に一定のアルゴリズムが存在します。多分内部
的には色々やってるのでしょうが、PCに見える部分を端的に言えば、

『売れ線アイテムほど在庫が飽和しやすく、その為売却を拒否されやすい』

といえるでしょう。ちなみに売れ線アイテムとは

『使用する材料が少なく(原価が安い)多くの利益が見込める(売価が高い)』

物の事で、詳しくは各種HPを見ていただくとして(笑)一例を挙げると

・裁縫スキルで作るスカルキャップ&ファンシーシャツ
・大工スキルで作る木の盾(←正確には大工で稼げるのはこれ「しか」ない)
・鍛冶屋スキルで作る木の(?)シールド

等が上げられます。この当時balon君は上記4種類のアイテムを、それこそ親
の敵の様に作っていました。もちろん不良在庫の恐怖はあるのですが、それは
login時間を早める事で対応(爆)して、ともかく一日1000gを目標
に稼ぎまくっていました(←本当はもっと稼げるのですが、材料調達が間に合
わない&忍耐力の限界(笑)の為この程度で収めてました・・・)
しかし、balon君・・・しばらく出さなかった間に、すっかり(台詞が)ぐれ
ちゃった・・・^^;
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「♪〜〜〜〜」

鼻歌を歌いながら練り上がった生地をオーブンに差し入れて待つことしばし。

「う〜〜〜ん、良い香り。」

私の手元には焼きたてのパンが出現していました。

「よし、調子がいいわね。今日は一気に残りも焼いちゃおう。」

私は一人呟きながら、バックパック内にしまってあった各種食材に手を伸ばし
ます。

「お肉は火加減が厄介なのよね・・・あっ?!・・・あ〜〜あ、真っ黒・・・」

さっきまで快調に焼けていた食材達ですが、気を抜くとアッという間に消し炭
に変わってしまいます。

「・・・いいわ、次、次。」

とりあえず黒い塊はその辺にぽいっと放り投げて、さっさと次に取りかかります。

「きっとお爺ちゃん達お腹空かせてると思うし・・・頑張るぞ!!」

こうしてmistyの一日は暮れていく・・・。

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う〜〜〜ん・・・男の作者が書いてると思うと上の節って寒い・・・^^;
まあ、作者自身はいい加減慣れてきた(?)ので良いか・・・。
と言う訳でお金稼ぎ第三段、3rdキャラのmistyの場合(キャラ紹介参照)
を書いてみましたが・・・このキャラに限ってはお金の稼ぎ様が無いですね(笑)
何せmistyは初期スキルが「釣り」「料理」ですから・・・。

余談ですが、UOにおいて食料は別に必須のアイテムではありません。この世
界の住人はなんと一生の間何一つ食物を摂取しなくても死ぬ事はないのです。
ただ、お腹が減っていると各種スキルの成功値がある程度下がる(←様な気が
するのですが、某開発者の言では『空腹度とスキル成功値には何の因果関係も
ない』との事ですので単なる気のせいかも・・・?)だけです。

でもまあ・・・折角ブリタニアの大地に「生きて」居るのですから、ご飯くら
い食べたいなあと言う、いわば気分の問題です。
ただ、物が趣味の生産品である以上、このスキルでお金が儲かると言う事はあ
りません。しかも最近(6月現在)料理関係に大きく変更があった(詳しくは
公式ページをご覧下さい)為、現在スキルそのものも非常に延ばしにくくなっ
てしまいました。今から料理人をしようと言う人は「報われない」スキルであ
ると覚悟して始めましょう(w

しかし、「気分」だけで生み出されてしまったmistyちゃん・・・君も大概不幸
だね(^^;)ま、あんまりと言えばあんまりなので、最近はこのキャラで錬金術
など始めてみました(笑)
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そんなこんなで4月も中頃まで過ぎたある日の夜・・・。

「30000、31000、32000・・・」

ディスプレイの前で再びお金を数える私。

「よし、後一息だ。しかし・・・疲れた・・・」

ここ2週間ほど睡眠時間が前にも増して減っている私。体力はある方だと思っ
ているのであんまり気にしていなかったが、ここ最近妙に目が霞む事がある。

(こんな生活なんか間違ってる。)

もちろん私の理性はそう主張して止まないのだが、いかんせん私は事趣味の事
となると正しい判断など歯牙にもかけなくなる悪い癖があるのだ^^;

「今日はまず余ったingotで盾を作ろう・・・。」

そう呟きつつキャラを選択し、いつものようにブリタニアにはいる私。

かんかんかんかん・・・

もはや無意識の動作と言っても良い手際でバックパック内にハンマーを並べ、
無心にingotを叩き出す。しかし、初めて15分としない内に猛烈な眠気
が襲ってきた。

(うっ、眠い・・・しかし、ここで寝てしまうと家購入の夢が遠のく・・・耐
えろ、耐えるんだ私!!)

必死に白くなる意識と戦いつつマウスをクリックする私。しかし、遂にターゲ
ットカーソルがうまくingotに合わなくなるに至って、遂に今日の作業を
断念する事となった。

(仕方がない。今日は寝て、明日頑張ろう・・・)

そう、無理矢理自分を納得させると布団に潜る私。

(もうちょっと、もうちょっとなんだ・・・)

しかし意識はすぐに閉ざされ、私は深い眠りに入った。

*               *                 *

(ん・・・・うう、もう朝か・・・?)

体感時間ではまだ3〜4時間と言った辺りで、私は窓からさしてくる光に眠り
を破られた。

(くぅ〜〜〜〜、全然寝たりんぞ〜〜〜〜)

しかし、まさか寝たりないからと言ってこのまま眠り直す訳にも行かず、私は
渋々目を開けて、枕元に置いてある時計を見た。

(4時過ぎ・・・?何で又こんな変な時間に目を覚ましたんだ?まだ出勤まで
2時間あるじゃないか・・・)

私は通常6時に起きて朝飯をかっくらい、支度をして6:30程に家を出る。
こうすると途中バスなどに不慮の事故があってもゆうゆう職場に定時までには
入れるのだ。そう考えると今日はまだ出勤までに2時間ある・・・??

(まてよ?)

私はもう一度目を開けて辺りを見回した。辺りはうっすらとカーテンを通して
射し込んだ光に包まれている。そう、カーテンを越えて光が入ってきてるのだ。

(まさか?!)

私はその瞬間、眠気を忘れてがばっと飛び起きテレビ台に収めてあるビデオの
時計を見た。

(16時〜〜〜?!#$$%&)

枕元の時計は確かに4時を指しては居たが、それは午前4時の事ではなかった

(はっ・ははっ・・ははははは・・・・)

寝起きの体を包むほのかな暖かさと、背筋を走る悪寒がミックスされて脳に届
いた私は、ひとしきり混乱した後、慌てて職場に電話を掛けるのだった・・・。
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・・・笑えない・・・実話だけに笑えない・・・(TT)
自分の体力を過信した結果がこれです。今となっては無事に過ぎた話なので一
応書く事にしましたが・・・書いてみるとやっぱりとんでもない話だよな、こ
れ・・・。

まあ、張本人が何を言っても始まりませんが・・・

『趣味は趣味の範疇に止めておきましょう』

と言う事です・・・ははははは・・・。

その後の話を少し書くと、幸い、この日は特に約束をしていたりとか障害が起
きたりとか言う事が全くなかった為、有給を1日消費したという扱いで何とか
丸く収めて貰えました。が、きっと勤務評定はずたぼろでしょうね・・・まあ
身から出た錆なので何も言えないのですが ^^;;
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「はい、それじゃingot1000個です。」

銀行の金庫の中からingotの山をとりだして目の前のドレス姿の人物に渡
す私。人物はしばし沈黙し(どうやら数を確かめていたようだ。)

「・・・はい、確かに。ありがとう。お金は今渡せばいい?」

その後そう聞いてきた。私は軽く頭を振り、

「いや、売り上げは親父に渡してやってくれ。一応今回の買い物は最終的に親
父が買う事になってるんでね。」
「ok、それじゃ又宜しくね。」
「毎度あり〜」

そう言って私は目の前の彼女に一礼して見せたのだった。

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あの日、あえなく寝過ごした私は、残りわずかの家購入資金を得るべく新たな
手段を講じた・・・というより、今までの様に思いっきり時間を食う生産作業
を行っていては、又何時あの日のような惨劇(笑)が襲ってくるか判った物で
はないと恐れたので別の手段をひねり出したと言った方が正しいか ^^;
そこで私が取った手段というのがこれ。ingot直売りでした。

多くの鍛冶屋は鍛冶屋と名乗るに絶対必要な鍛冶屋のスキル以外に、付属スキ
ルとして穴掘りのスキルを持っている事が多いです。そして、労多くして実り
の薄い(苦笑)鍛冶屋の生産品販売と違い、この穴掘りで得られる鉄塊(in
got)は常に需要があり、又一気に大量に販売できる事から非常な儲けが期
待できます・・・と言うか、balon君の場合は必要な道具もほぼ全て手製で済み
ますので(笑)初期投資の50g程を払えば、それこそ忍耐力の続く限りin
gotを掘り続けられます。

ただ、本来はこうして掘り貯めたingotはそのまま自身の鍛冶スキルアッ
プの為に費やされ、決して収入に還元される事はありません。しかし、この時
私は

(所詮このまま続けても、銀行に保管できるingot量などたかが知れてる)

と言う理屈で、まずは家を買ってしまおうと思いingotを販売する事にし
た訳です。で、最初にingotを売りつけたのが上記の人物、ギルドの知り
合いのFIZEさんでした。・・・一番最初から同一ギルド員に売るか?(爆)
ま、まあ私はお金が欲しかったし、FIZEさんはingotが欲しかった訳
だから(FIZEさんもこの頃鍛冶屋を訓練してました。で、今ではGM・・)
利害の一致って奴ですね(笑)

そして、このわずか数分のやりとりの後、私の手元には5000gが残った訳
です。これに味を占めた私は、その後しばらく穴を掘り、ingotを通行人
にたたき売る事を繰り返し、今までの苦労があほらしくなる様な短期間で一気
に家購入資金を蓄える事が出来たのでした。・・・今までの苦労って一体?
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(さあ、どうじゃ?)

儂は懐にしまった権利書を、おそるおそる広げてみた。

し〜〜〜〜〜ん。

しかし広げられた権利書からは何の反応もない。

(ここも駄目か・・・)

儂はがっくり肩を落とし、その場所を立ち去るしかなかった・・・。

*               *                 *

『家を買う』

そう宣言してから早数ヶ月・・・儂は一族の助けを借りて遂に家を購入する事
に成功したのじゃ。しかしここブリタニアにおいては、家は買っただけでは何
の意味も無い。なぜなら、買った家は権利書と呼ばれる特殊な巻物に封じられ
ているからじゃ。もちろんこの権利書を地面に置けば、其処から家が出現する
のじゃが、残念ながら権利書は家建築に必要な土地までは提供してくれない。
つまり建築スペースは購入者が探す必要があるのじゃ。

土地など有り余ってる。もちろんそれはそうじゃ。現に今こうして儂が歩いて
おる道も、その左右に鬱そうと茂る森も、全て自然のまま放置されておる。
しかし、これらの土地を家建築の為に使う事は出来ない。なぜならブリティッ
シュ王がそうお定めになったからじゃ。近年、王はこのブリタニアのあらゆる
土地に個人の住宅が乱立し、辺りの生態系を破壊する事に心を痛め、個人が家
を持つ事自体は禁じないが、重要な土地への建築、及び美しい景観を妨げる様
な建築は許さないという新たな法をお定めになったのじゃ。

儂もブリタニアに居きる民じゃ。王のお心は痛いほど判る。

(しかし、しかしのう・・・)

儂の口からもはや何度目になるか判らないため息が漏れた・・・。

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実際には別にロードブリティッシュが変更した訳では無いでしょうが(笑)
新パッチでは最初に書いた様に、家の建築基準は著しく強化されました。別に
それ自体は構わない(無節操に何処に行っても家があるよりはましだと思う)
とその時までは思ってた私でしたが、いざ実際に自分が家を建てる段になって
この規制の厳しさを思い知らされました。良さそうだなと思っていた土地はこ
とごとく、段差や障害物のせいで建築できず、たまに行けそうだとか思うと建
築禁止地帯だったり・・・TT

実際家の権利書を買ってから家を建てるまでに時間無視してUOし続けて1週
間程かかってしまいました。しかも結局建築できたのはたまたま腐った家があ
ったからと言う・・・。この時一緒に長時間土地探しに付き合って下さったC
PBの方々(Kaienさん、LEONさん、Revoさん、Seaさん・・
後は誰だっけ?^^;)には結局無駄骨を折らせてしまった訳で、誠に心苦しい
限り・・・ありがとうございました〜。
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「ふうはあふうはあ・・・」

儂は荒い息を無理矢理整えつつ懐から権利書を取り出した。

「今度こそ・・・今度こそ・・・」

期待にふるえる手でそっと権利書を開く・・・何も起こらない。

「そんな・・・そんな馬鹿な・・・」

儂はあまりの絶望にがっくりとその場に膝をつきそうになった。

*               *                 *

儂が安住の場所を建築するべくブリタニア全土を歩き始めて早幾週間・・・。
その日も結局適当な土地は見あたらず、儂は共にブリタニア各地を捜索して回
ってくれていたギルドの仲間達に別れを告げ、一人寂しくジェロームに向かお
うとしていた。

「まったくどうしてこれだけ広大な世界に、わずか家一軒がたたんのかのう」

儂の口からは思わずそんな泣き言が漏れてくる。この数週間の間、儂は今まで
の人生で歩いた土地の軽く数倍に匹敵する土地をさまよい歩いた。都市から直
ぐにたどり着ける平原から、通う者とて無い絶海の孤島に至るまで・・・。
しかしその何処にも既に誰かの家が建っておった。中には今の法に照らせばと
ても建築を認められないような場所に建つ家さえあったが、家を建てられる空
き地は何処にもなかった。

「王は我らのような新参者には家を持つ資格がないとの思し召しか・・・」

思わず王に対して不信の念さえこみ上げてくる。家の建築に厳しい制限を掛け
ながら、その法自体を遡って適応しない。もちろん法とはかくあるべきだとは
儂にも十分判っている。法が変わったからと言って、急に犯罪者にされた者達
がいたと言われる過去の法改正時の混乱を見れば、それは王としては極当たり
前の決定だったことじゃろう。しかし、そうした王の寛大な心が逆に土地の無
意味な占有を生み出しているのも確かじゃった。何しろ儂が最近巡った土地の
中には、

「この家がもうちっとずれれば新しく家が建つのにのう・・・」

と、ほぞを咬まされる違法建築な家が建つ土地も多かったからじゃ。

「まあ、仕方がない。今日はもう諦めて寝るとするか・・・」

言い出せば切りがない。そう思った儂はホームタウンであるジェロームに戻ろ
うと呪文を唱える準備を始めた。スペルブックを引っぱり出し、秘薬を確認し
いざ呪文詠唱!!・・・と言う所で、ふと一軒の家が儂の視界に止まった。

(?)

儂は呪文の詠唱を中断し、その家に近寄っていった。見た目は何処にでもある
普通の一軒家なのじゃが、何かが引っかかったのじゃ。側まで寄ってみると、
その家の何が変なのかは直ぐに判った。

(ぼろぼろじゃのう・・・)

そう、その家にはおおよそ生活の気配が無かったのじゃ。普通なら綺麗に磨か
れている筈の窓は曇り、壁は薄汚れ、それどころかあちこちに細かな罅さえ走
っている。それはまるでうち捨てられた廃屋のようじゃった。

儂はしばらくその家を眺めていた。

(こんなになるまで放置して置くなど、何という贅沢な・・・)

儂の心に寂寥感が吹き荒れる。儂が一軒の家を建てるのにこれほど苦労してお
ると言うのに、他方ではこれほどぞんざいに家を扱う輩もおる。結局この世は
ままならない・・・そんな投げやりな気分じゃった・・・。

(空しいのお・・・)

儂は急に何もかもがやりきれない気がしてきた。

(・・・くそ!!)

気が付けば、儂はその目の前の家に向かって思いっきり蹴りを入れていた。子
供みたいな真似じゃったが、そうでもしなければ気が収まらなかったのじゃ。
しかし、この一蹴りは思いもよらない事態を引き起こしたのじゃった・・・。

ぴっ・・・

とりあえず蹴りを一つくれ、忌々しい気分でその場を離れようとした儂の耳に
そんな微かな音が聞こえた。

(?)

儂は足を止め、耳を澄ました。

ぴしっ・・・ぴしっ・・・

音は儂の背後から絶え間なく聞こえてくる。

(何じゃ??)

儂は後ろを振り返った。そしてその瞬間、

ばきっ・・・ばきばきばきばき・・・

儂の目の前では、先ほど儂が蹴った壁を中心に次々にひびが入り、崩れていく
家の姿があった・・・。


続く!!(笑)



あああ・・・家建築終了まで書かない内に編集限界が来た〜〜〜〜(驚)
でも、ここで長さを延ばすとエディター起動しなくちゃ行けないし・・・。
・・・ま、今回はここまででいいか(爆)

と言う訳で、編集の簡便さを優先して(笑)、今回の月記はひとまずここで
終了です。
続きは直ぐに書き始めますので、しばらくお待ち下さいませ・・・。








あっ、痛い。石投げないで〜〜〜〜〜TT(と言いつつ逃げ出す作者・・・)




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