ふかやんちのカレーライス

カレーとは、人がいれば、それだけ味があり、また、主張があるものと思う。 つまり、カレーくらいだれでも作ったことがあり、自分の作ったものが一番美味しいと思っている料理はないと思う。 とくに男性にうるさい方が多い。

わたしも学生時代から、延々と作り続けてきたが、 わたしのカレーがうまいと絶賛を浴びたことがある。 それは、札幌営業所時代に当時若かったみんなと あの大地震のあった奥尻島の西の海岸にキャンプにいった時のことである。

わたしが、「あまりうるさく指示するので」 女性陣が怒って、「そうー、そんなにうるさいこと言うんなら、 深谷さんに仕切ってもらいましょう。わたしたちは、じゃがいもの皮むきぐらいの手伝いはするけど後は手伝わないかんね!」 ということとなった。

材料を切ったり買い出しは手伝うが「段取り」「味」についての全責任を負えとのお達しである。 まずくて、食べられなかったら「ざまーみろ!」ということである。

そして、決死の”男の料理”となったのである。

「かなめ」「肝」の「玉ねぎを炒める」のを工藤ちゃんにやってもらった。やっぱし一番信頼しているあなただけが頼りだったです。 よく、黙々と30分も炒めたね。偉かった。もう、工藤ちゃんも40才。 川は流れる橋の下、歌は流れるあなたのもとへ。

しかして、その結果は・・・。 大好評だった。もう日も暮れた頃、みんなから、おかわりが殺到した。

うれしかった!もちろんその場の雰囲気、状況も味のうちである。 しかし、それを引いても「なかなかやるじゃんか!」との判断が女性陣から、与えられたのである。


ふかやんちのカレーライスの材料


   玉ねぎ 4個ぐらい

   にんじん 2本くらい     

   じゃがいも 5個くらい    

   豚のブロック・・・600グラム〜
   (この肉は脂がないとうまくできない。ももは絶対に避ける)

   セロリ 1本   

   玉ねぎを炒める時に使うバター適量   

   パセリの枝だけ   

   にんにく 2、3かけ   

   ローリエの葉 2枚

   コンソメの素2、3個

   ハウス ジャワカレーの辛口 → これが、日本のカレーの標準装備。絶対条件。

   ハウス バーモンドカレーの「中辛」か何か。 → ほんとはなんでもいい。
    (ジャワカレーに混ぜるとうまくなるから)   

   これだけでもOKだが、何か他にカレー粉があれば、適当にいれる。

   最近はどこでも売っている本物のスパイス(20種類くらい)を   
   フライパンでいためてあわせ1ヶ月以上寝かせて熟成させたカレー粉をほんとは使う。   
   → 最近、子供が辛いのが食べられないのでいれることができないのだ。  
   あとは、市販のカレー粉を何種類かあればあったでいれる。

   ブーケガルニ(煮込むときに入れる香料の素)があれば。なくてもよい。

   玉ねぎを炒めるときに「ギー」というインドの油を使うとそれだけでインド風に感じる
   (これも最近は、どこでも手に入るが、もちろんサラダ油でOK)     



つくり方の手順です


1.
もちろん、まず最初に材料を切る。玉ねぎはみじん切り。ニンニクも。
セロリは、輪切りで小さく切る。にんじんは、皮をむいて縦に4つに。さらに1センチ以内ぐらいに小さく。
じゃがいもは、皮をむいて、4つに切って水にさらしておく。
パセリは、枝だけにしておく。


2.
ニンニクと玉ねぎを炒め始める。
この時に「ギー」があれば、インドの味になる。なければバターを適量。
20分経過です。
30分我慢して炒めるとこのように分量も少なくなります。

焦がさないように注意してニンニクと玉ねぎを必ず30分間炒める。
10分でやわらかくなり、20分で透明になり、30分で茶色になる。
これができれば、わたしは、「勝負あった」と思う。玉ねぎを30分炒めれば勝ちなのである。

これこそが、「ふかやんちのカレーの極意」です。

なーーんだと言うなかれ。これこそが、絶対の真実。これで、50%以上成功したと思ってよい。
この玉ねぎこそが「こく」と「深み」と「辛さの中にも甘み」を出すのである。そして、煮込むための鍋へ。


3.
同じ鍋で肉を炒める。
豚のブロックをいつも使っている。
このように赤いところが無くなるまで炒めてしまう。

玉ねぎ30分が終了したら、塩コショウした豚のブロックを焦げ目が付くまで ちゃんと炒める。
この時にカレーパウダーがあれば振る。なければ必要なし。
そして、煮込むための鍋へ。


4.
鍋に水を適量入れて、火をかける。沸騰する間にいつも玉ねぎ以外の野菜を切る。
じゃがいも以外は、どんどん鍋に入れてしまおう。 ブーケガルニとローリエの葉もいれて、沸騰してきたら、コンソメの素を入れてやる。
そして、「アク」を丹念に取り除く。これをキチンとやらないとまずくなる。


5.
最近は、時間を短縮のため、「圧力鍋を使う」。10分加熱して火を消す。 10〜15分火を止めたままにして圧力だけで調理する。

時間がきたら、 空気を抜いて圧力を抜く。そのまま火をつけないで「ジャワカレー辛口」その他の市販のカレールーをいれる。 もちろん、本物のカレーの粉だけで作るのもありだが、やっぱし「日本人は、ハウスジャワカレー辛口」である。 カレールーといっしょに「じゃがいも」も入れる。これから30分煮込みますからね。

香辛料だけのカレーも、何度もトライしたが、わたしは「小麦粉の入ったイギリス風」の市販のルーが少しでも入っているほうが絶対好きだ。
そして、火を止めたまましばらく待つ。すると市販のカレールーが解ける。 なぜか、火をつけたままよりも止めたままのほうがよい。

もしもあれば、本物のカレー粉も大さじ2ほど入れて、かき混ぜてから火にかける。実はこれで全然違う味となるのであるが、 子供が香辛料に弱いので現在は入れられない。大きくなったらお父さんが本物のカレー作ったるからね。



6.
カレーを入れてから30分ぐらいすると完全に味が馴染んで美味しくなる。

7.
このカレーを入れてからの30分をはしょると、ほんとに美味しくない。
だから、カレーのルーを入れてからすぐに「味見」を絶対にしないようにしよう。 がっかりしてしまうからである。
でも、30分経つと「あーら不思議!美味しいカレーに変身しているのである。」


8.
最後に、隠し味と称して、いろいろといれる人がいるが、わたしは入れない。 昔、昔、牛乳を入れて、母親の作ったカレーを台無しにしてしまったことがある。
最後に、ローリエの葉とブーケガルニとパセリの枝を取り出して完成である。


9.
できた。味見と盛り付けをしてます。

圧力鍋を使って、最短・最速で1時間半で完成だが、やっぱり圧力鍋でなく普通に時間をかけた方が美味しいと思います。時間のある方は、肉が柔らかくなるまで普通の鍋で時間をじっくりかけて挑戦してみてください。