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だいぶ前の作品でしたが、当時からすでに多くなっていたクレジット・カードによる個人破産を
題材にした小説でした。
ただ、そのたった1枚のカードに入るのに苦労した思い出があります。 わたしが札幌に転勤になってすぐのことですからもう15年も前のことですが。 某スーパー系クレジットカードの会員獲得強化月間ということで、当時のそのスーパーのお得意様からカードを作ることを頼まれました。 そのお得意様とは、札幌の当業界で話が長いので有名な方で、 巡回して訪問してしまうと次のお得意様に行けずその時は知らなかったのですが、 実はライバル他社が避けて通る鬼門のお得意様でした。 訪問するときは、絶対に次ぎにアポを取ってはならないのが鉄の掟と悟るまでに経験を積まなければなりませんでした。
当時、入社4年目で、特に年会費も必要ないということなので、 そのお得意様の部長のお願いを聞き入れて、申し込みをしました。 すると・・・。
実際には、どういう風に書いてあったか完全に忘れましたが、
「曲げて断る」とは、どういうことか?奇怪な日本語であると思いました。 ただ、よーく考えると悪い方に考えてしまい、 もしかしてわたしに成りすますか、同姓同名の誰かがそこらじゅうで買い物をしまくって「ドロン」してわたしがブラックリストに 掲載されているんじゃないかと心配になったのでした。 特に「曲げて」と意味不明の言葉が使ってあるのでそのカードセンターに電話したのでありました。 ルルルルル・・・・・。 「はい、ありがとうございます。カードお客さまセンターです」
「いえ、理由は申し上げられません。ですから曲げてお断り致します」 「ほんとはなんですかぁー。理由教えて下さいよぉー。くどいこと言いませんからー」(もう十分くどい態勢であった) 「ですから、曲げてお断りしますと申し上げているではありませんか。曲げてお断りします」 うーーーーん!もういい!!。 つまり、なぜ「はじかれたか?」その本人には理由を言わないのがシステムなのだろう。 でも、どーしてよー。身に覚えがないではないか。前科もないし、まじめな社会人だよー。 このカードは、アメックスでもダイナースでもないよなぁー。JCBのゴールドでも。おっと当時はまだJCBはそれほどでもなかったと思いますが・・・。 だってぇー、スーパーの入り口で主婦の方々に半ば強引に勧誘しているカードだよー? なんで、俺だけ入れてくれないんだよー。理由をおせぇーてよー!! アタマにきましたが、どうしようもありません。理由を明らかにされずに「曲げてお断り」されてしまいましたから。 それで、かのくどい部長に文句を言いに行きました。 「部長、お願いされて出したカードの返事がきました。
わたし入れてもらえませんでした。どういうことか分かりますか?」
うーん、この部長の返事は絶対あてになんないと前から感じていましたが確信に変わりました。
その予想通りに結局、「この断られた理由」は、永久に分からずに終わりました。
その後どこからも請求書が送られてこなかったところから想像すると
これは、札幌に行ってまだ間が無かったので、 それが証拠に、このカードを家の近くのスーパー店頭で1年後に入りました。 いや、実は確かめたかったので。普通に入れてもらえるのを。 何の問題も無く入れました。うーん、じゃなんで1年前に「曲げて断った」のよー。
「曲げてお断りする」このような日本語の使い方を初めて知ったのでした。 でもなぁ、こんな理由だったら「曲げなく」てもほんとのことを言ってくれればいいのにと
思いました。
あいたたた。駄目だよー。シャレが通じないなぁー。 これ以降、わたしは「曲げてお願いする」という日本語を使っておりません。
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