ベスト・コレクション/河島英五


EIGO KAWASHIMA
“BEST COLLECTION”

1997年発売 / BADAI MUSIC ENTERTAINMENT INC.



一年か二年前、朝日新聞の夕刊に阿久 悠さんが、ご自分の作詞された曲にまつわるエッセイを連載をしていらっしゃいました。

その中で「時代おくれ」を阿久 悠さんが作詞されたことを初めて知りました。 作曲も森田公一さんでした。河島英五さんの作詞・作曲じゃなかったんだ!と知りました。

そのときに友達にメールを打ったので覚えているのですが、 この曲は、バブルに向かってまっしぐらの時代に発売され、当初はそんなに売れずバブルがはじけてから 火が点いたそうです。

そして1991年、河島英五さんはこの曲をひっさげてNHKの紅白への初出場を果たしたということです。
バブルがはじけて、この曲「時代おくれ」がちょうど「時代にあった」ということだろうと書かれていたと記憶してます。

わたしが、この曲を河島英五さんの「時代おくれ」と曲と名前が一致したのは、 九州の博多空港に向かうタクシーの中でした。
会社の同期のサクチャンの結婚式に出席した次の日の帰りのタクシー。

前の日に中洲で遅くまでゴージャスタカイ氏と飲んでしまって二日酔いでタクシーに乗っているときに聴いたのです。
おおぉぉ・・・!この曲!!これだ!と思って、歌っているのが誰か?タクシーのラジオに耳をすませたのでした。

もちろん何度かこの歌を聴いたことは ありました。でも、誰が歌っているのかなー?と思ってました。 「居酒屋兆治」の歌かな?「時代おくれの酒場」かな?なーんて、なんとなく酒場の雰囲気がして誰の曲だかわからなかったのです。

でも、その時のタクシーの中でハッキリと覚えたのです。河島英五さんだったんだー!と。

「酒と泪と男と女」 「野風増〜お前が20才になったら〜」 「どんまいどんまい」 「生きてりゃいいさ」  など好きな歌がたくさん入ってます。
でも、わたしは「時代おくれ」が一番好きですね。

蛇足で・・・、いつも思うけどエイゴアサイさんの歌う「生きてりゃいいさ」いつも酔って聴くからと思うけど 河島英五さんよりうまく聞こえちゃうのよー。
これって変だよねー。やっぱいつもわたしが、酔っ払ってるからだよねー。
でも、何回聴いてもそう思うのよねー。

今度は、「男の嘆きを酒場の隅に置いていかず」に「酒場の隅で寝てしまう」、わてが「時代おくれ」歌うかんね。


時代おくれ

作詞:阿久 悠 作曲:森田公一

一日二杯の酒を飲み
さかなは特にこだわらず
マイクが来たなら 微笑んで
十八番を一つ歌うだけ

妻には涙を見せないで
子供に愚痴をきかせずに
男の嘆きは ほろ酔いで
酒場の隅に置いて行く

※目立たぬように はしゃがぬように
 似合わぬことは無理をせず
 人の心を見つめつづける
 時代遅れの男になりたい

不器用だけれどしらけずに
純粋だけど 野暮じゃなく
上手なお酒を飲みながら
一年一度酔っぱらう

昔の友には やさしくて
変わらぬ友と信じ込み
あれこれ仕事もあるくせに
自分のことは後にする

ねたまぬように あせらぬように
飾った世界に流されず
好きな誰かを思いつづける
時代遅れの男になりたい

※ くりかえし