小野岳と湯野上温泉
*さわらび山行 bP5*
小野岳と湯野上温泉
−ブナの山と温泉を訪ねてー
(歩程約4時間30分、ランクB1)マップ
9月10日(土)晴
♪ちいさい秋 見つけたぁ〜♪の想いを胸に鶴瀬駅前からバスは福島へ向か
う。
東北道を走り、カヤ葺き屋根の会津鉄道湯野上温泉駅の北側にそびえ立つ大
きな小野岳と初対面。静かな深い山容は無口ながら温かい雪国の人と重なる。
ツリフネソウがいっぱいの登山口に到着、そしてストレッチ。周りの木々の葉は
一部、紅や黄色に変わり‘ちいさい秋 見つけた‘である。
登山口からスギ林の中を登っていくと沢と合流し水場についた。台風14号の
爪跡か道は荒れている。
沢の小さな流れがときどき足元を洗い、周囲はミズナ
ラ、ブナ、カエデなどの広葉樹、そして林床にはシダ類が広がる。道の脇にはか
わいいキノコが顔を見せ,食用か毒かと問答しながら沢をつめていく。
木漏れ日
を受けながら湿った登山道を進むが無風状態、しかも階段状の急登で汗が流れ落
ちる。
ネマガリダケの根が張りつめた道を登りつめダケカンバの樹林もまばらに
なると、ようやく小野岳山頂(1383,4m)の広場についた。
赤トンボが舞い、薄紫色のウツボグサが群生し,石祠の上にはコオロギが羽を
休め、ちいさい秋はここでも見つかった。日陰をみつけてのランチタイム。
登り
ながら採ってきたキノコを先着の新潟の人に見せたら食べられないことが判明。
この時期はマイタケのみとのことだつた。
山頂からは磐梯山や猪苗代湖は望めな
かったが、大戸岳や二岐山の静かな山容に心が癒された。
下山はブナの中を急勾配で下っていくと、トチやクルミの実が山道でコロコロ
遊んでいる。ここにも秋が!と思いつつ進むと、オレンジ色のフシグロセンノウ
や、鮮やかなピンクのミズヒキソウが緑の中で色を添えていた。
丸い帽子のキノ
コたちもチャーミング。腐葉土を敷きつめたスギの植林地をリズミカルに進み、
下山口の小野観音堂に到着。
無事に下山できたことに感謝されてか、リーダーが
手を合わせていた。私もちいさい秋を発見できた喜びに手を合わせバスに乗り込
む。
熱い湯の待つ湯野上温泉へ向かう車窓からは、大きな小野岳が見え、あらた
めて感動する仲間たち。そして小野岳の盛秋の彩りの素晴らしいことを話しなが
ら今夜の宿「新湯」へ着いた。
9月11日(日)曇ときどき雨
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| 塔のへつり |
朝霧に包まれた小野岳を後に観光へと出発。‘下郷物産館‘で買い物をし、
‘塔のへつり‘へ。100万年以上もかかつてできた断崖(へつり)の渓谷美に
しばし解けこむ。
バスは黄金色の田んぼの脇を走りながら‘大内宿‘へ。そぼふ
る雨の中を江戸時代の宿場に身を置く。
次に立ち寄ったのは‘鶴ヶ城‘そして‘会津酒造歴史館‘。さわらび山行なら
ではの観光ツアーに大満足の仲間を乗せ、バスはソバの花畑や雲の中に見え隠れ
する磐梯山を見ながら磐越道、東北道を走り三芳町に帰りついた。
遠く福島の山旅を案内していただいた係の皆様には感謝あるのみです。ありが
とうございました。
(文:草間ケイ子・写真:中里宗弘)
平成17年9月10日〜11日 参加者25名
CL 宮田 守 SL 小林利秋
ポイント 到着時刻 出発時刻 所要時間
小野岳入り口 9:50 10:06 −
登山口 10:15 − 0:09
水場 10:42 10:47 0:27
天望台 11:05 11:10 0:18
7号鉄塔分岐 11:35 − 0:25
小野岳 12:40 13:30 1:05
下山口 15:12 15:20 1:42
小野観音堂 15:37 − 0:17
所要時間 4時間23分