コモンレールその2
コモンレールその1の続きです。
その1でも書いたように、コモンレールは
ディーゼルエンジンの噴射装置のことで、吸入した空気を圧縮して燃料を噴
くときに最大5回に分けて噴くことができます。
出力を得るためのメイン噴射のほかに
メイン噴射の前に2回
メイン噴射の後に2回
と計5回も噴射することができます。
それぞれの噴射には呼び名があります。
噴射する時期が早い方から順に
パイロット噴射 プレ噴射 メイン噴射 アフター噴射 ポスト噴射
と呼びます。
ゴレンジャーの、レッド・ブルー・イエロー・ブラック・ピンク
のようなもんですね。
ゴレンジャーにも役割があるように、もちろんこれらの噴射には役割があり
ます。意味もなく、こんなに噴射するわけではないですしね。
ということで、それぞれの役割を簡単に書きます。
パイロット噴射
メイン噴射の前に噴射することで着火の前に空気と燃料を混合させる。
ディーゼルエンジン特有のカラカラという燃焼音を低減できます。
プレ噴射
メイン噴射の前に少し燃料を噴いて火種を作り、急激な燃焼になるのを防ぐ。
急激な燃焼を抑えることで、窒素酸化物の発生とディーゼルエンジン特有の
カラカラという燃焼音を低減できます。
窒素酸化物は、NOxとも呼ばれ光化学スモッグの原因となる物質です。こ
のNOxは高温になると発生するため、急激な燃焼を抑えることで低減する
ことができます。
メイン噴射
出力を得るための噴射。
アフター噴射
メイン噴射後に、ちょろっと燃料を噴射することで燃え残りの燃料を燃やす。
燃え残りがすすとして排出されてしまうので、燃え残りを燃やすことですす
の発生が抑えられます。
ポスト噴射
シリンダの中で燃料を燃やすことが目的ではなく、排気管へ燃料を送るため
の噴射。
排気管へ流れた燃料は、
主にDPFに堆積したすすを燃やすために使われます。
DPFは、すすを取るために排気管に装着されたフィルターのことです。D
PFにすすが堆積しすぎるとフィルターが目詰まりを起こすので、定期的に
すすを燃やす必要があります。
燃料をシリンダ内で燃やさずに排気管へ送るなんて、びっくりですよね!
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