目標原価の設定方法


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(1) 目標原価の設定手順
図表1は、第一次目標原価の設定から始まる目標原価設定の手順である。

図表1

これをもとに、各ステップのポイントを考えてみよう。


(2) 見積原価との比較
見積原価設定が完了した段階で、目標原価と見積原価を比較してみる。比較結果は図表2に示す2通りのパターンとなる。

図表2

ここで確認すべきことは、パターンU(目標原価>見積原価)のケースである。

見積原価とは現状の成行原価であり、第1次の目標原価より見積原価が安くては、生産準備段階で何の改善もせずに目標原価が達成でき、原価企画活動を展開する意味がない。

この場合は、目標利益率を見直して第1次目標原価を再設定することになるが、このパターンは現行原価がそれだけ安くできているといってもよい。しかし、このケースはまれである。


(3) 理想目標原価(基本機能+補助機能/2)との比較
第一次目標原価に対し、あるべき姿の目標原価を追求するのがこのステップであり、一番時間を掛けて検討する必要がある。

図表3

■ パターンTの場合

パターンTは、図表3の左図で理想目標原価より目標原価が大きい場合である。このパターンは、目標原価を基準にして補助機能、ロスの改善方針を検討するが、理想目標原価達成の可能性を追求することでより高次の目標原価が設定できる。

■ パターンUの場合

図表3の右図は、理想目標原価より目標原価が小さい場合がパターンUである。このパターンの目標原価の達成は、パターンTに比べ難しいと判断しなければならない。



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