今回のはある方をOB面談した際のやり取りを再現しています。
※少々緊張気味の学生が座ってタカタカを待っている。
タカタカ(以下『タ』)「はじめまして、」
学生(以下『ガ』)「どうもはじめまして、」
タ「今日OB面談ということで、あなたとお話させていただく○○部のタです。
(本当は本名を言っています。)」
タ「今日は朝早くから、忙しい中来ていただいてありがとうございます。」
(本当はこちらも忙しいのですが、礼儀なのでこのように切り出します。)
タ「早速ですが、自己紹介をしていただけますか?」
ガ「私、○○大学、○○学部の△△と申します。」
・・・ ・・・ ・・・
タ「△△さんですか、△△さんは学生時代どんなことに熱中しましたか?」
ガ「テニスサークルのリーダーをしておりました。サークル活動に熱中するあまり、学業の方は、少々おろそかになってしまっておりましたが、サークルでは
多くの学生のスケジュールを調整するなど、率先して行動していました。」「皆からは積極的で行動力があるリーダーだといわれていました。」
タ「テニスをやっておられたのですね。」
(タはテニスのことはほとんど知りません。)
タ「皆さんをスケジュールを調整する上で、△△さんが具体的にされたことはなんですか?」
ガ「具体的には一人一人、TELで連絡をとるのですが、なかなか連絡がとれずに苦心しました。」
タ「大変でしょうね。ご苦労様です。」
タ「それで、△△さんは弊社に入社希望として、きていただいているのですが、弊社のことをどこで知ったのですか?」
ガ「○クルートの就職ナビで、見つけました。」
タ「なぜ、応募しようと思われましたか?」
ガ「御社が○○業界において、大手であり、業界的にも将来性が有望であり、自由な社風に憧れました。この会社に入りたいと思い応募しました。御社は私の第一志望です。」
タ「ほかに企業は志望されているのですか?」
ガ「××社、○×社です。」
タ「よろしければ、活動の状況を教えていただけますか?」
ガ「××社はエントリーシートを提出しました。」
「○×社は先日一時面接がありました。」
・・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・
タ「何かほかに聞いておきたいことはありますか?」
ガ「特にありません。」
タ「次のステップに進んでいただく場合、2、3日中に人事総務部から次回の案内があると思います。それでは今後の就職活動がんばってくださいね。」
ガ「本日はどうもありがとうございました。」
以上が標準的な学生と面談した場面である。皆さんも心あたりがある部分があるのではないですか?
以下本日のレッスン
※今回の内容を紹介するにあたり、皆さんに誤解してほしくはないのは、紹介する内容がテクニックに走り、真の自己分析を行った方からは、少々、ご批判もあるかと思います。
次の点を考慮し、なぜ、テクニックに走る必要があるのかをご理解していただいたら、幸いです。
・あなたは、「あなた自身」を売り込むセールスマン(レディ)です。
PRするのに手段を選んでいたら、競合他社に負けてしまいます。
競合他社は自分自身の「デメリット」などPRしていません。
デメリットなど伝えられたら、不安になってしまいます。
・企業はあなた自身のすべての部分を知ってから採用を決断するのではありません。
あなたの可能性を高く評価したから、企業は採用を決断するのです。
限られた時間、期間で決断を下すわけですからやむを得ません。
皆さんに質問です。今回の面接の例にあげた学生をタカタカは、次の選考に進めてほしいと人事総務部に進言したと思いますか?
答えは、「納得はいかなかので、進言しなかった。」です。
それでは、なぜ、納得がいかなかったのかを説明します。
※少々緊張気味の学生が座ってタカタカを待っている。
>タカタカ(以下『タ』)「はじめまして、」
>学生(以下『ガ』)「どうもはじめまして、」
→今回はタカタカから挨拶をしました。
『この学生は、少々内気な性格なのかな?』と感じます。
以後、タカタカはこの第一印象に沿って、面談を実施するわけです。
ここで既に約50%ぐらいは、勝負がついてしまいます。
怖いですね、ある心理学者は第一印象が、その人の印象に与える影響の割合は、80%にものぼる。という内容が書かれた本を読んだことがある。少々誇張されているようにも感じるが、大まかにはそのとおりだと思う。
ですから、就職活動を制するためには、相手に与える第一印象をコントロールすることが重要です。
【第一印象を構成する要素】
<外見>
<言葉遣い>
<表情>
<身のこなし>
<その人が発する言葉の内容>
こんなところだろうか?
第一印象について更に内容を深めるのは次回にして、今回の面談について、検討していきましょう。
今回の学生は自分のことを以下のようにPRしたのである。
△△さんの主張
【現在の自分】
・○○大学、○○学部卒業予定
・学生時代にテニスサークルに所属し、主将として頑張ったことをPR
(積極性、行動力)
↓↓↓
【志望動機】
・○○業界において大手
・将来性
・自由な社風
第一印象:少し引っ込み思案なところがある。→(まだ、学生だからしょうがない。)
△△さん:積極性、行動力は感じない。
志望動機:本当に希望しているのかな?
他社志望:まだまだ、就職活動を始めたばかりのようだ。
最終印象:やっぱり、積極的とも思えないし、真剣に入社を希望しているとも思えない。
学生のPRはタカタカには届かなかったようです。タカタカが性格が悪いのですか?
そうではないのですよ。面接の場合、面接官はタカタカとほぼ、同じように考えるはずです。
では、なぜ、学生のPRがタカタカに届かなかったのか?
【自己紹介】
自己紹介とは「私は〜〜という人間です。〜〜に興味があります。〜〜をしてきました。」という内容を相手に伝えることです。例えば、「私は明るく、前向きな人間です。」といった人が、外見上、暗く見えてしまってはだめです。話す内容に前向きさが感じられないとだめです。
今回の面接でたとえるなら、『積極性』『行動力』をPRするなら、
・最初の挨拶のとき、面談者が来たら、自分から進んで、挨拶をし、OBに会話の主導権を握らせることなく、自分から質問するべき
・更に『積極的』『行動力』が伝わる内容を言うべきであります。もし、本当にサークルのメンバーが「積極的なリーダー」と認めていたのなら、<皆のスケジュール調整>をしていたから、皆がそう思ったわけではないはずです。
・『積極性』『行動力』があるかどうかは、PRされた、相手が考えることであって、出来れば、能力・特徴をあらわす。抽象的な言葉は避けるべき。どう見ても、異性に持てそうにない人が、もし、本当に持てたとしたら、「私はもてる」といっても周りには信じてもらえないでしょう。
【志望動機】
志望動機とは如何にその企業で働く、決意、熱意があるかを伝えることです。
今回の面接を分析してみると
・志望動機にはアンケートはがきに項目としてのっているような抽象的な言葉は使ってはいけません。
本当にその会社に将来性があるかどうかは判らないでしょう?
本当に自由な社風かどうかも判らないでしょう?
あなたが、その会社に入りたい理由はもっと他にあるはずです。
それを面接官は聞きたがっているのです。
・他社への面接活動が進んでいるなら、大いにPRするべきです。
最終面接にいたっている企業が多ければ、面接官もあなたのことを有望な人物だと思うでしょう。
偏見という言い方も出来ますが、面接官は「他の企業がほしい人物なら、うちの会社にもほしい。」
と思ってしまうのです。その『他の企業』が業界における競合他社ならなおのことそう思います。
逆に他社への選考状況が進んでいなければ、
「就職活動をほとんどしていないのか?」
「多くの企業で不採用になったのでは?」
「他の企業が入らない人物なら、うちの会社にもいらない。」
と思ってしまうものです。
・最後に質問があるか?ときかれたら、必ず、聞きたいことを聞いてください。本当に第一志望であれば、いくらでも聞きたいことはあるはずです。
・給与体系の仕組み
・フレックスはどの様に運用されているのか
・更に会社のことを知りたいので、ほかのOBと面談させてください。
・自分が志望する部署を見学に行ってもいいですか?
・女性なら結婚後も働いている方はどれくらいですか?
・できればその方とお話しすることはできませんか?
など、如何に強く志望しているのかをPRする方法はいくらでもあります。
以上のことから今回の面談では、「納得できなかった」のである。
面接というものが相手から一方的に判断されるものすが、多くの受験者がいて、企業が判断することが必要であることを理解し、より効果的なPR活動をすれば、きっと上手くいきます。
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