面接のコツ

SPIなんてくそくらえ

SPIって何?

最近の採用活動には「SPI」(エス・ピー・アイ)って性格・能力テストみたいなものがよく導入されています。個人的には、歓迎できない傾向だと思っています。少々理屈っぽくなりますが、なぜ歓迎できないのかを説明します。

・SPIは基礎的能力・性格診断などができるテストである。

なぜ、企業がこのSPIを導入したのか?

・SPIはある程度の一定した基準で、一定した判断ができ、合理性であると認められるから。

本当に合理的か?

・一定の基準に該当する人間だけ採用することができ、時間・労力を省けるので合理的といえる。

じゃあそれでいいのか?

・合理的過ぎる。これで本当に判断しているとしたら、嘆かわしい。

つまり、SPIなんてものは、合理的がゆえに多くの問題点があるのです。ここでは、その問題点をあげることはしませんが、SPIだけで人間を判断してしまうことが歓迎されることではないと言うことを理解してください。

多くの企業で採用されているのも事実ですが、SPIを本気で信仰している企業は少ないと考えられます。SPIだけで採用活動が完了すると考えている企業は少ないのです。では、なぜ、それほど多くの企業で採用されているのか?その真実に迫ってみます。

SPI導入の真実

【面接で選んだ人が本当に求める人なのかを確認するため】

採用選考で、SPIだけ受けるのではなく、面接と同時にSPIを受けさせられる場合には、面接で合格点だった人が本当に求めている人材なのかを確認するためにSPIの結果を参考にします。

気付いて欲しいのは、合格点かどうかは面接で決まっているということです。SPIの成績で決定するのではありません。SPIはあくまで補助的資料、最終確認って役割に過ぎません。

このような確認を行っている場合は、面接で合格点に達しない人のSPIのマークシートは・・・
「ごめんなさい。採点さえしてもらえない可能性があります。」だって、面接で不合格だったんですから・・・
実はSPIは専門の企業に外注している場合がほとんどで、採点するのに一件なんぼって費用が請求されてしまいます。そのため、採点は必要最小限とどめられる訳です。

って不合格なのに2時間ぐらいかけて受験させられた側の身にもなってみろ。って声が聞こえてきそうですが、SPIを受けてもらっているときには、不合格って決定されているわけではないのですから企業の立場も理解してあげましょう。

【合否の判断理由をカモフラージュできるから】

企業セミナー+SPI、面接なしって採用選考を行っている場合には、SPIを受験させることによって、選考基準をカモフラージュしている可能性も考えられます。何をカモフラージュしているのか?それはエントリーシートなどの書類です。エントリーシートって言いましても一つ一つ丁寧に読んでいくようなまねをすることは、企業にとっては不可能です。特に人気の企業になったら、数千の応募者のエントリーシートをすべて評価することは、絶対に不可能です。

じゃあ、エントリーシート等の書類の何で選考しているのか?それは、プロフィールです。もっと具体的に言えば学歴なんかが挙げられます。結構、プロフィールで最初のふるいにかける企業はあります。人気企業にとって、企業セミナーにエントリーしてきた応募者全員を選考していくことって、非常にコストがかかってしまいます。それなら、ある程度、プロフィールで絞って、選考しても結果はほとんど変わりません。5,000人の中から選ぶより、ある程度基準の学歴を持った学生のみを面接するわけです。

企業セミナーと同時にSPIをすることにより、そんな基準で選んでいることをカモフラージュするんですね。エントリーシートで落とされたのか?それともSPIで落とされたのか曖昧になって、納得せざるを得ないわけですね。でも、ここでも全員の採点はしないと思われます。実際の採用に乗せる人の分だけ採点します。

SPIとの正しい付き合い方

ここに紹介した内容はすべての企業でしていることではありませんが、多くの企業で実際にしていることです。

卑怯だと思いますか?公平じゃないと思いますか?就職差別と思いますか?

でも、こういう価値観で物事が進むことに対して、悲観することはないのです。プロフィールなんかで選考されてしまう場合はどうしようもないですけど、面接で合否を決定するところなんか非常に好感が持てますよね。テストだけで人を判断しない姿勢が反映されているわけですから、公平な選考をしていると言える訳です。

皆さんも人気企業を受験した場合は気をつけてください。結構プロフィールで判断されてしまいます。この点はエリートの人は悩まなくてもいいかもしれませんが・・・

では、SPIに対してどのような対策をしたらいいのか?

もう、お分かりですよね。SPIの対策をする暇があったら、面接の対策をしたほうが数倍賢いって事です。面接の対策をせずにSPIの対策なんかしても意味が無いって事です。

もちろん、ちょっとはしたほうがいいとも思います。しかし、面接の重要性の方がはるかに高く、また、対策も打ちやすいことを認識してください。


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