はじめに“Cabin”の紹介をするように言われたので、
我々が実際に住んでいる家とそのまわりの様子について、少し書いてみよう。 |
このCabinに住み出したのは1969年8月のはじめ頃 だった。
あの頃は文字通り、この家は“Cabin”と言った方が似合う感じだったね。建てたのはノルウェーからの移住者だということだった。
彼も我々と同じく独身だったせいだろう、家そのものは日本に持って行っても小さいぐらいで、2階に割と広いリビングと狭いキッチン、それに狭いベッドルームがひとつで、
1階にも同じサイズのベッドルームがひとつあり、他は洗濯場、ボイラールーム、ガレージ、それともちろん狭い玄関(東京でのマンションのに比べたら広かったがね…笑)。周りにも家は建っていたが、前の道路はまだ砂利道だった。 |
Cabinそのものはこのように小さいものだったが、
敷地だけはこっちの標準サイズの中でも広い方で(27mx40m)、
また、立地が山のすそでも比較的高い位置(海抜約250m)にあるため、このあたりにまだたくさんある大きな木々の合間に見えるVancouverの街、GeorgiaStrait(内海)、そしてそのむこうに見えるVancouver島、と、このCabinから見える景色は、それはスバラシイもので、これだけは誰にでも自慢ができる。天気によって、毎日景色も変わるので、飽きることもないしね。
Vancouverという大きな街に住みながら、街の端っこになるので静かであり、
街の便利さ(downtownまで車で20分ぐらい)と山中に住む静けさとの両方の
特典を兼ね備えている、と言えるだろう。
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Cabinから150mぐらい坂道を登ると、家も無くなり、
そこから“裏山”に入ることになる。
裏山はGrouseMoutainで、スキー場があり、ここから車で5〜6分でゴンドラ乗り場
に行ける。ゲレンデ自体はあまり長くはないが、特に夜のスキーに行くと、きれいな街の夜景が足元に見えて最高だ(SpecialInterviewのページの夜景)。
街の“裏山”には、スキー場が他に2ヶ所あって、それぞれ2〜30分で行くことができる。
あんたがはじめてスキーを履いた(1985年)のも、そのうちのひとつだったね。
1969年の春に買ったこのCabinの値段は、26,000ドルだった。あの頃の日本円に
換算したら、800万円ぐらいだっただろう。
以来、2度建て増しをし、また4年ほど前に大きな改装をして、
自分たちの好みに合うように少しずつ手を入れてきた。今このCabinを売るとすると、
金額としては10倍、いや20倍ぐらいするだろうが、売って引越しする気持ちは毛頭ないね。 |
さて、今日は日曜日。 
リタイア生活をしていると、毎日が日曜日のようなものだから、週末が来る楽しみが無い。これがこの生活の一番の欠点だね(笑)。
朝から外は灰色だが、この北国の街の冬としては気温が6〜7度だから、そう低くはない。
でも暖かいわけでももないので、自分たちで山から拾ってきた木や、数多い庭木を剪定した枝などを暖炉で燃やしながら、テレビで全豪オープンテニスを観て、自分があそこでやっているような気分になったりしている(笑)。
今日の夕方から、友達とインドアコートでプレイする約束になっているんだが、
そこに行って自分で実際にやると、テレビで見るプレーヤーのようにはうまくいかないもので、
これが今の自分の第一のストレス、と言える(苦笑)。
あんたも早く近くにテニスコートをみつけて、しっかり練習してくれよ。
こんど会った時に相手ができるようにね。 |