“コスモポリタンの街”Vancouverには、その名のとおり世界各国からの移住者が
集まっている。仕事場にしてもパーティーにしても、10〜20人いれば5〜6ヶ国人
が集まることは珍しいことではない。
今日は、我々の長年の知り合いでやはり移住者である家族を紹介してみよう。 |

この夫妻はクンツ(Kunz)という苗字で、ダンナのFidel(…キューバのカストロと同じ名)はドイツのKarlsruheというドイツの最高裁判所のある街の近くで生まれ、二十歳すぎに移住して来たそうだ。
ドイツでペンキや壁紙の専門学校に行って職人の免許を取ってきて以来、ずーっとその道の仕事をしている。
仕事が大好き(稀に幸運な人)で、スキー、レースが趣味。イタリア製のデュカッティ(ドゥカティ、DUCATI)というモーターバイクに乗り、8月の終わり頃にVancouverであるインディーのレースではボランティアとして働いたりしているほどの大のレース好きだ。
奥さんのElenaは、Sondrioというところで生まれた
イタリア人だが、10歳余りのときにオーストリアの
Salzburgに家族みんなで移住したそうだ。
だから彼女は英語以外、イタリア語もドイツ語も
ペラペラ。 |
ある日、Fidelが仕事先の事務所でペンキを塗っている時に、
その事務所に電話がかかって来たんだが、たまたま誰も居なかったので、
ペンキ屋の彼が応答したという(もちろん彼のするべきことではなかったんだが……)。
それがこの夫妻が知り合ったきっかけだったそうだ。
以来もう42年もなかよく(?)暮らしている。 |
彼らの住んでいる家がまた面白いんだ。
正面に入り口が無い!
1962年に7500ドルで、誰かが別の場所からまるごと持ってきた未完成の家を買ったそうだ。
この敷地の幅が狭いため、家の正面を横にしなければならなかったんだそうだ。 だから正面には寝室があり、入り口は後ろにしかないという実に変わった家になったわけだ。
家を完成するために10,000ドルぐらいつかったということで、合計17,500ドル。
あの頃彼の年収より少し多かったぐらいで、3年で全額払ってしまったそうだ。 |

彼らには息子(Bruce)と娘(Susan)が居て、今では孫も3人(女の子ばかり)。
息子の妻はイギリス人とデンマーク人の混血、娘のダンナはスコットランド人とユクレニア(ウクライナ)人の混血。
……といった具合に三世になるともうカクテルもいいトコだよ(笑)。
今年の冬は二人の子どもたちはオジイチャンからスキーを習っている。
可愛いもんだね。 |
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