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Kunz Family Thu, 29 Mar 2001 01:29
“コスモポリタンの街”Vancouverには、その名のとおり世界各国からの移住者が
集まっている。仕事場にしてもパーティーにしても、10〜20人いれば5〜6ヶ国人
が集まることは珍しいことではない。
今日は、我々の長年の知り合いでやはり移住者である家族を紹介してみよう。
KunzFamily
この夫妻はクンツ(Kunz)という苗字で、ダンナのFidel(…キューバのカストロと同じ名)はドイツのKarlsruheというドイツの最高裁判所のある街の近くで生まれ、二十歳すぎに移住して来たそうだ。
ドイツでペンキや壁紙の専門学校に行って職人の免許を取ってきて以来、ずーっとその道の仕事をしている。
仕事が大好き(稀に幸運な人)で、スキー、レースが趣味。イタリア製のデュカッティ(ドゥカティ、DUCATI)というモーターバイクに乗り、8月の終わり頃にVancouverであるインディーのレースではボランティアとして働いたりしているほどの大のレース好きだ。
奥さんのElenaは、Sondrioというところで生まれた
イタリア人だが、10歳余りのときにオーストリアの
Salzburgに家族みんなで移住したそうだ。
だから彼女は英語以外、イタリア語もドイツ語も
ペラペラ。
ある日、Fidelが仕事先の事務所でペンキを塗っている時に、
その事務所に電話がかかって来たんだが、たまたま誰も居なかったので、
ペンキ屋の彼が応答したという(もちろん彼のするべきことではなかったんだが……)。 
それがこの夫妻が知り合ったきっかけだったそうだ。
以来もう42年もなかよく(?)暮らしている。
Kunz's House彼らの住んでいる家がまた面白いんだ。
正面に入り口が無い! 
1962年に7500ドルで、誰かが別の場所からまるごと持ってきた未完成の家を買ったそうだ。
この敷地の幅が狭いため、家の正面を横にしなければならなかったんだそうだ。 だから正面には寝室があり、入り口は後ろにしかないという実に変わった家になったわけだ。
家を完成するために10,000ドルぐらいつかったということで、合計17,500ドル。
あの頃彼の年収より少し多かったぐらいで、3年で全額払ってしまったそうだ。
BruceKunz夫妻と娘たち
彼らには息子(Bruce)と娘(Susan)が居て、今では孫も3人(女の子ばかり)。
息子の妻はイギリス人とデンマーク人の混血、娘のダンナはスコットランド人とユクレニア(ウクライナ)人の混血。
……といった具合に三世になるともうカクテルもいいトコだよ(笑)。
今年の冬は二人の子どもたちはオジイチャンからスキーを習っている。
可愛いもんだね。
FidelKunz氏と娘夫婦Kunz氏の孫Jessica
“ホームワイン” Sun, 18 Mar 2001 00:08
5年あまり前にルディが心臓病でバイパスの手術を受けて以来、
食べ物や飲み物にいろいろと気をつけるようになった。
ヨーロッパ人の習慣として、パンを食べるときにバターを塗るのは
あたりまえのことだが、手術以来バターを使うのを止め、
あのウマーイ豚や牛のアブラを食べるのも、以前の5〜10パーセント
ぐらいまでに減らしている。
彼としては少なくとも100歳までは生きて、あんたがオジイチャンに
なるのを見たいんだろうね(笑)。

自家製ワイン用葡萄ジュース
飲み物としては承知の通りドイツ人だからビールになりがちなんだが、ワインが身体に好いということで、この頃努めてワインを飲むようにしている。
750ml入りのビンを買うと結構高くつくので(12〜20ドル)、友達に薦められて自分達でワインを作ってみることにしたんだ。
去年の10月の終わり頃にイタリア人の店に行って、20リットル入りのバケツを白2つ赤2つ、計80リットル分の“葡萄ジュース”を買ってきた(バケツ1つが40ドル)。
日本では自分の家でワインを作る人などそうそう居ないだろうが、こっちではイタリア人、ポルトガル人他、
たくさんのヨーロッパ人が作っており、葡萄ジュースも殆ど一年中買うことができる
作り方はイタリア人の友達から習ったんだが、出来かけのワイン
思ったよりずっと簡単だ。
買ってきたジュースを、ただそのまま家の中で一番暖かい場所に置くだけ!
冷蔵してあったジュースを20度ぐらいにするだけで、ジュースの中にある自然のイーストによって発酵が始まるんだ。発酵が遅い場合には粒状のイーストを少し加えることもある。バケツの蓋には小さいバルブがつけてあって、発酵のガスが外に逃げられるようになっている。
ドイツではこの発酵し始めた、まだ甘くてガスがあるジュースも好んで飲まれている。“炭酸入りグレープジュース”みたいなものだ。
ただジュースがこういう状態になっている期間は一週間ぐらいしかないがね。

ワインの入れ替え作業
完全に発酵が終わるまでには普通で最低一ヶ月はかかるだろう。
この後のワイン作りの大事な仕事は、発酵が終わった後の沈殿物の残ったものから澄んだワインを別の入れ物に入れかえることだ。
ただ、この入れ替えをする時のタイミングが大事なんだ。
これもイタリア人から習ったことなんだが、満月が終わった後のお月さんが小さくなっている時でないと駄目。この時期にならないと沈殿物がちゃんと下におりないので、ワインが濁ってしまうからだ。
どうやらお月さんの引力に関係あるらしい……。

かんぱーい!
このワインの入れ替え作業は3〜4回はしなければならない。今5ヶ月ぐらいになるが、この前3回目の入れ替えをし、大分きれいに澄んでいる。“若さ”さえ気にしなければ、まあまあ飲めるようになった。


2日前、2回目のワイン用の赤いジュースをバケツ3つ買ってきた。今勢いよくガスが吹き出している。

“かんぱーい!”
Vancouverの“食事処” Wed, 7 Mar 2001 22:10
牛肉麺に舌鼓を打つルドルフ氏
今日ダウンタウンの近くに用事で行った帰りに、中国人のやっている手作り麺を食べさせてくれる店に寄ってみた。
席がいっぱいだったので10分余り待たなければならなかったが、待った甲斐があって、それはそれはウマーイ麺だった(牛肉麺、$6.00)。
この店は、ガラスをはさんで、麺を打っているところを見ながら食べられるようにしてある。2人のコックが、切って作る麺と手で引き伸ばして作る麺をそれぞれ打っていたが、彼らの手さばきは実に見事なものだ。

この30年余りの間にいろいろな国の料理を食べてきたが、
やっぱりこの歳になると生まれ育った時に食べたものが
一番おいしく感じられるようになるね。
それでどうしても外食は東洋系のレストランになってしまう。“ホンモノ”をウリにする日本食レストラン
コスモポリタンの街Vancouverにいると様々な国の食事を楽しむことができるが、移住者(二世、三世でなく)がやっている店が多いので、結構「真実」の味も楽しめるんだ。
しかし、それとと同時に「ごまかし」も効くとも言えるだろう。たとえば寿司屋にしても、お客は日本人より外国人(?)のほうが多いから、それほど細かい事を気にしなくても、まあまあおいしくて割安であったら、本職の日本料理屋でなくても結構商売になるわけだ。その証拠に、右の写真のように“ホンモノの日本食”を看板にしている店まである。
自分の推測では、Vancouverにある数多い日本食の店も、半分近くは
外国人(Korean、Chinese、……他)がやっていると思う。
30年前にはこの街にせいぜい6〜7軒しかなかった日本食の店も
今では2〜300は下らないだろう。
東京オリンピックのあった年(1964年)から急に日本食の人気が上がり、
週末でもガランとしていた店がいっぱいになるようになったということだ。
そして最近では日本食が健康的であるということで、特に白人達の間で
ますます人気が上がっている。
日本食ファーストフード店“SUSHI MAN”
家でも普通は適当に日本食の真似をして夕食をしているのだが、寿司だけは自分で作るにはあまりにも手間がかかるので、食べたくなったら外食することにしている。
しかし、「ホンモノ」の寿司屋だとやっぱりおいしいが結構高くつくので、「ごまかし」ですませることも多い。右の写真の“SUSHI MAN”もそのひとつで、さしずめ“寿司版マクドナルド”といったところ(笑)。

また、下の写真の“Noodle House”では、同じ麺類でもベトナム式、中国式、日本式、とそれぞれのスタイルがあっておもしろいだろう?
安くてまあまあおいしい店なんだが、
こういった店があるのも、Vancouverならではのことだろうね。
様々なスタイルの麺類を食べられる“Noodle House” SUSHI MANのチキン定食
SUSHI MANでのチキン定食($6.50)。ご飯の上のチキン、精進揚げ、カリフォルニア巻き(アヴォカドが入ると“カリフォルニア”と名がつく)、そしてサラダ……漬物がない!