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夏の畑 Sat, 28 Jul 2001 12:16
さやエンドウ今年のこの北国での夏は、例年にくらべてかなり涼しいようだ。そのおかげで、涼しさを好む“さやエンドウ”は今頃でもまだ我々が食べきれないほど、よくなっている。
加えて、Raspberry(ラズベリー)というイチゴも今年は収穫期間が長いようだ。このイチゴも毎日食べきるわけにはいかないので、冷凍にしておいて、あとでまとめてゼリーにしたり、冷凍イチゴをそのままなべに入れて砂糖と一緒に短時間煮て、ホットケーキにかけたり、アイスクリームにかけたりするとおいしい。
ラズベリーの収穫 収穫!
ジャガイモ
ここの畑は 5mx20m と結構広いので、花も植えている。
また他にはジャガイモも植えていて、もうすぐ、土から手で掘り出したイモを食べることができる。その味はまた格別だ。



10年あまり前に日本に行ったとき、生まれ故郷の家の庭先にあった山椒の木の下に生えていた苗木を3本持って帰って鉢植えにしていたが、そのうちの一本が生き残った。
山椒の木そのうちに成長したので畑に植えかえたら、今では毎年勢いよく新芽を出すようになった。
そういつも山椒の葉が料理にほしいというものでもないが、故郷のものがここでも生き延びているというだけでも、うれしい気持ちがする。“連れあい”がいる、とでも言うか……。


それにしても、この涼しさでは、キュウリがなるのはいつのことやら……。あまりにも気温が上がらないので、カボチャなどといっしょに鉢植えにして3階のバルコニーに出しているのだが、一向に大きくならない。
カボチャも、梅ぐらいの大きさの実がなっているだけで、なかなか大きくはならないし。今年の夏は日本で過ごして、“暑中お見舞い”が単なる形式的な挨拶でなく“本気”であることが身にしみてわかったが、日本の夏のような気温湿度だと野菜も早く大きくなるだろう。
しかし、この野菜が育たぬ“涼しい夏”のほうが人間にとってはラクだね(笑)。
鉢植えのキュウリ 鉢植えのカボチャ
30年ぶりの奈良 Sat, 21 Jul 2001 12:59
三輪そうめんに舌鼓を打つ 飛鳥大仏 若草山から見た夕暮れの奈良 秋篠寺
以前、奈良に来たのは、移住してから初めて日本に帰った時のことだから、もう30年以上前のことになる。あの時は、初めて日本に来たルディが一緒だったので、日本中あちこち観光地を回ったものだった。当尾の石仏
奈良もそのうちのひとつで、東大寺の大仏と公園の鹿が一番記憶に残っている。
今回は、歴史に詳しい人が付き添いで案内してくれたのと、普通の観光客があまり行かないようなお寺や遺跡の有る場所に連れて行ってくれたので、以前とは違った奈良を見ることができた。
見たものも説明付きだったので、今回の観光は、より有意義だったと思う。2〜3日のうちにあちこちに行って、いくつもお寺や仏像を見たので、帰ってからおさらいが必要だったほどだ。それでも、見たお寺の数はわずかなもので、この小さい町に他にもっと沢山のお寺があると思うとあきれるほどだ。
浄瑠璃寺にて
「味」のある古いものをいろいろ見て歩くことは実に楽しいことだった。ただ、その中のいくつかのお寺には新築の建物や庭があり、それには少々ガッカリさせられたことも事実だ。建物がかなり古くなって、新築せざるを得ないのだろうが……。
でも、奈良では高層建築は建てないことにしている、と言う話を聞いて、歴史の町を保護するという政府の方針は、良いことだと思った。
當麻寺にて ガッカリさせられた當麻寺の庭園
ならまち界隈奈良の最後の日には、奈良の家族みんなで「ならまち」のテクテク歩きを楽しんだ。そこも「典型的な観光地」のように、みやげもの屋がずらりと並んでいるようなことがなく、元来の雰囲気を最大限に保っていることに感心しながら、古い家や店など、楽しく見てまわることができた。
案内者が言うとおり、奈良には「きれいな水が流れている川」が無いのが物足りないと思った。特にあのスゴイ暑さの中で、せめてきれいな水が流れているのでも見られたら、少しは涼しく感じることができるだろうと思ったが……。これだけは人間の力ではどうにもならないことだがね。
ならまちの造り酒屋 ならまちの散策 奈良公園にて 奈良公園そばの料亭前で
日本の夏 Tue, 10 Jul 2001 23:12
姉の住む家カナダはやはり北国、特にこの街では30度を越えるようなことはめったにないし、暑くなっても、じっとしているだけで汗をかくようなことは珍しい。

久しぶりに夏の日本に行って、一番印象に残ったのは、何と言っても、夏の暑さだった。
ちょうど梅雨の終わりで、湿度が高かったことも心地悪さの大きな理由だったと言えるだろう。青空の見える日でも、都会では街の中にモヤか霧がいつもかかっているようで、あの暑さに拍車をかけたようだった。
それにしても30〜37度といった気温を感じたのは、何年ぶりだったか……。
草に呑み込まれていく廃屋大阪の関西空港に着いて、奈良に1泊した後、生まれ育った広島の田舎に帰り、姉の家に4〜5日やっかいになった。

田舎に着いた時の第一印象は、山の植物がハワイで見たジャングルのようだったこと。
田舎の中でも姉の住む地域は山の上になるところで、夕方には割と涼しくなり、夜、汗をかいて寝苦しいようなことはなかったが、昼間は結構暑くなった。
ツルの植物が、あの暑さではよく伸びるわけだ。
姉の家の近所に、廃墟となった家が2〜3軒あり、それらの家に植物が襲いかかるように繁殖していた。
廃屋それを見て、自然の力がいかに大きいかということを思い知らされたよ。まるで植物が家を飲み込んでいるようだった。
この世から人間がいなくなったら、人間の作った街も、何百年もすれば崩れたり腐敗してゆき、みんな植物に覆われてしまうんだろうね。腐敗しない物でも、植物から出来る土によってうずめられて……。何十階もある高層ビルはちょっと年数もかかるだろうが……。
蔓の這う廃屋の玄関 廃屋の内部
姉たち
久しぶりに会った姉たちと行った喫茶店でも、飲むものはアイスコーヒー。
暑い日本の夏に、熱いコーヒーは飲む気にもなれなかった。


田舎から関西に戻り、奈良で4〜5日過ごした。
Vancouverの空港に着き、家に帰る途中、結構コンクリートの建物が多いこの街でも、緑は多く、気温22〜23度の街にはモヤもかかっておらず、あの大阪の街と比べて随分大きな違いだと思ったよ。
正直言って、涼しいCabinに帰ってきてホッとした。