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3年ぶりの仕事 Wed, 29 Aug 2001 01:30
精肉前の豚30年も働いたソーセージ工場を辞めてからちょうど3年目のこの8月、2人の労働者が一度に腕や手首にけがをして、人手不足で困っているから2週間ほど手伝ってくれないか、と言われ、久しぶりに働くことになった。
以前一緒に働いていたレバノン人が何ヶ月も続けてずっと週6日も勤務しているというし、彼の兄が久しぶりにフランスから来るのでどうしても2週間休みを取りたい、ということだった。
今までにも何度か依頼されたことがあって、そのたびにことわってきたが、今回はかなり困っている様子だったので折れてしまったわけだ。
工場に勤務している人
リタイアして以来、起床はたいてい7時頃で、朝食は8時半〜9時だが、仕事に行くとなると、起床は5時半!
仕事に行く前々日には、練習として朝5時半に起きてみたりまでもした(笑)。
しかし面白いことに、いったん自分の心を決めるとちゃんと目もさめるもので、結局2週間、目覚し時計なしで毎日時間には起きることができた。
自分の仕事は、工場にある小売の店に出す肉類を開店までに用意し、閉店までその補充をすること、他、豚を解体してハムやソーセージ用の肉を用意すること、また、工場に勤務している労働者たちを管理すること、など。
久しぶりに手にしたナイフや肉だったが、思ったほど不自然に感じることもなく、ちょうど、3〜4週間の休暇から戻って働きに出た(?)、という感じがした。新しいボスがポーランド人であるため、特に小売の店にはポーランド人のお姉さん、おばさんがかなり増えていたが、製造場では以前一緒に働いた人達もかなり
残っていて、それほど“よそ”という気分もなかった。
以前からそうだったが、InternationalSausageHouseという名前のとおり、働いている人達を見ると、まるでUnitedNationだ。
まずレバノン人の代わりをしている日本人、隣で働いているのはハンガリア人、向かい側には中国人、クロアチア人、別のテーブルで働いているのはポーランド人とフィージー人、ソーセージを作る人はオーストリア人、腸に詰めている2人はベトナム人、ハムソーセージを燻製にしたり煮たりするのはマレーシア人、卸売りの注文品をそろえたりするのはポーランド人と韓国人、店にはポーランド人の他にフィンランド人、スイス人、事務所にはドイツ人など……。 
カナダ生まれの人も2〜3人はいる。
仕事が“ラク”ではないことと、給料が多くないことで、そこでの労働者は他国からの“我慢強い(?)”移住者たちがほとんどというわけだ。

2週間の久しぶりの労働が案外スムーズにいったとはいえ、最後の2〜3日はさすがに疲労を感じた。
仕事から解放された時には、自分がリタイア人であることのありがたさをあらためて感じたよ。
夏のビーチの催し物 Mon, 20 Aug 2001 18:52
海水浴客でいっぱいのビーチバンクーバーでの夏、あちこちにあるビーチは、日光浴をする人や冷たい水に入って泳ぐ人が集まり、いろいろな催し物でにぎやかになる。気温が25℃ぐらいになると、ビーチも人でいっぱいになるし、公園もピクニックを楽しむ人でいっぱいになる。“いっぱいになる” といっても、日本での“いっぱい”の4分の1ぐらいだろうか……??

ビーチ近くの広場や公園では各種のコンサートが楽しめる。
カリビアンのティンドラム・バンドカリビアンのティンドラムの音楽のコンサートは、毎年同じ場所で行われる。さすがに、バンクーバーにもこんなに黒人がいるものか、と思わされるほど、黒人たちが大勢集まってくる。
その他にも、ロックバンド、ジャズバンド、フォークミュージックといろいろなコンサートを無料で楽しむことができるので、われわれは幸運だと思う。
このコスモポリタンの街に住んでいることの特典と言えるだろうね。
ラテン・ジャズのバンド ジャズバンド
広場での大道芸人

また、ショッピングモールの広場では、夏の間中、週末になると何かしら催し物がある。客集めのひとつだろう。
水タバコ公園でのピクニックをしていた人たちのなかにいたイラン人が特別なタバコを吸っていた。タバコの煙を水を通して吸うということ。水がフィルターとなるわけだ。
“吸ってみないか?”というお誘いがあったが、5年前にタバコを止めたので、“NO, thank you”と辞退した。
また誰かさんみたいにプカプカやりだすようになりたくなかったんでね(笑)。
でも、こうしていろんな人種のいろんな習慣を見ることができるのは、楽しいことだ。
小さな船旅 Sun, 12 Aug 2001 06:34
船の舳先から入り江をのぞむ2週間ほど前、バンクーバー島に行き、Vancouverとほぼ同じ緯度にあるPortAlberniという小さな街からBamfieldという太平洋に面したところまで、小さな船に乗って途中の入り江の風景を楽しむという、往復約10時間の小さな船旅をした。
船の出航時間が朝8時なので、前日のうちにPortAlberniに行き、港にほど近いキャンプグラウンドに、我々のVWのキャンパーバンで泊まった。
VWのキャンパー 入り江をゆく船
陸が近いキャンプグラウンドでの朝食のあと、乗り場まで歩いて行き、一人分往復45ドル払って、貨物、観光客兼用の小さな船に乗りこんだ。木曜日というのに、観光客は100人以上もあり、お年寄りから小さな子供たちまでいろんな人がいっぱいで賑やかだった。
この船は、入り江にあるいくつかの「村」に、いろいろと日用品などを配達したり、ごみ入れをピックアップしたり、もちろんお客をおろしたり乗せたりするわけだ。
でも、殆どのお客は途中の景色を楽しむのが目的で、乗客のうちの90%は我々と同じく、その日のうちにPortAlberniまで帰ってきた。
黒熊あとの10%の乗客はBamfieldで降り、バンクーバー島の太平洋側沿いのハイキングコースを歩く者や、中には自転車旅行をする若者たちもいた。

途中の景観は人間の手が殆ど加えられてない、自然そのもの。入り江の幅がそう広くないので、陸もすぐそばに見えるため、自然の観察には最適といえるだろう。
黒熊も何頭か見たが、荷物の下ろし場に止まったときには、ドックのすぐそばまで来て、海岸沿いの岩を動かして食べ物を探しているところを見ることができた。
材木船のキャプテンの話によると、鯨はこの入り江には入ってこないそうだ。鯨の食べ物があまりないからだという。
また、途中あちこちに見えた材木は、入り江をタグボートで製材所まで持っていって木材になる。いつかは日本の家にもなったりするのだろうと思ったりした。
船着き場4時間半の航海でBamfieldに着くと、ドックから歩いて10分ほどのところにあるカフェに行って、簡単な昼食をとる時間が1時間ほどあった。途中の木製の歩道やカフェもわりと気の利いたもので、結構楽しめた。
そのドックのそばに誰かが建てたユニークなホテルも、お客が取れないらしく、まだオープンもしていない様子だった。リゾートホテルとしたら、持ってこいの場所だと思ったのだが……。
誰か、日本の人で買いたい人はいないものだろうか??
木製の桟橋 ユニークなホテル