30年も働いたソーセージ工場を辞めてからちょうど3年目のこの8月、2人の労働者が一度に腕や手首にけがをして、人手不足で困っているから2週間ほど手伝ってくれないか、と言われ、久しぶりに働くことになった。
以前一緒に働いていたレバノン人が何ヶ月も続けてずっと週6日も勤務しているというし、彼の兄が久しぶりにフランスから来るのでどうしても2週間休みを取りたい、ということだった。
今までにも何度か依頼されたことがあって、そのたびにことわってきたが、今回はかなり困っている様子だったので折れてしまったわけだ。 |

リタイアして以来、起床はたいてい7時頃で、朝食は8時半〜9時だが、仕事に行くとなると、起床は5時半!
仕事に行く前々日には、練習として朝5時半に起きてみたりまでもした(笑)。
しかし面白いことに、いったん自分の心を決めるとちゃんと目もさめるもので、結局2週間、目覚し時計なしで毎日時間には起きることができた。 |
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自分の仕事は、工場にある小売の店に出す肉類を開店までに用意し、閉店までその補充をすること、他、豚を解体してハムやソーセージ用の肉を用意すること、また、工場に勤務している労働者たちを管理すること、など。
久しぶりに手にしたナイフや肉だったが、思ったほど不自然に感じることもなく、ちょうど、3〜4週間の休暇から戻って働きに出た(?)、という感じがした。新しいボスがポーランド人であるため、特に小売の店にはポーランド人のお姉さん、おばさんがかなり増えていたが、製造場では以前一緒に働いた人達もかなり残っていて、それほど“よそ”という気分もなかった。 |
以前からそうだったが、InternationalSausageHouseという名前のとおり、働いている人達を見ると、まるでUnitedNationだ。
まずレバノン人の代わりをしている日本人、隣で働いているのはハンガリア人、向かい側には中国人、クロアチア人、別のテーブルで働いているのはポーランド人とフィージー人、ソーセージを作る人はオーストリア人、腸に詰めている2人はベトナム人、ハムソーセージを燻製にしたり煮たりするのはマレーシア人、卸売りの注文品をそろえたりするのはポーランド人と韓国人、店にはポーランド人の他にフィンランド人、スイス人、事務所にはドイツ人など……。 |
カナダ生まれの人も2〜3人はいる。
仕事が“ラク”ではないことと、給料が多くないことで、そこでの労働者は他国からの“我慢強い(?)”移住者たちがほとんどというわけだ。
2週間の久しぶりの労働が案外スムーズにいったとはいえ、最後の2〜3日はさすがに疲労を感じた。
仕事から解放された時には、自分がリタイア人であることのありがたさをあらためて感じたよ。 |
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