Vancouverから高速道路に乗って1時間半あまり東に行ったところに、HarrisonHotSpringという温泉リゾートがある。言うまでもないが、ここのホテルは日本の「温泉旅館」というイメージとはまったく違い、デラックスホテルに大きな温泉プールがあるといった程度のものだ。HarrisonLakeというかなり大きな湖の南端にあり、天気のいい日には湖のむこうに遠くの山がきれいに見える、景色のいいところだ。
SandCastleは世界中いろんなところで作られているようだが、ここでもこの13年間、毎年SandSculpture(砂の彫刻)の世界チャンピオン大会が行われている。 |
そこで我々も、暇(?)を見つけて、今年初めて行ってみた。今まで何度もテレビのニュースなどで写真は見ていたが、実際にその場で見ると、まったくあきれるほどよく出来ており、感心のあまり、ため息の出し続けだった。
今年の“SculptureArtists”はカナダ、アメリカ、フランス、スエーデンとわずか4カ国から参加したのみだそうだが、彫刻家たちがみんな長年の経験をつんでいることは、その見事な作品を見ればよくわかる。
海のビーチの砂には貝類、海草など混じっており、長年波に洗われることで砂粒が丸くなっているため、ボールベアリングの玉で山を作ろうとするのと似たようなものだそうだ。 |
その点、ここの砂はもちろんこの湖のものだから、砂粒が角ばっていて、また沈泥(砂より細かく粘土より荒い沈積土)であるため、砂に水を混ぜると固めやすいということだ。
その恩恵もあって、ここで作られたSandCastleが世界で一番高いということが、ギネスの世界記録にも載っているそうだ。 |
写真のように木の板で囲いを作り、その中に砂を入れ、その後に水を足して、鉄板に枝をつけた道具で上からたたいて固める。そうして高いものは砂の固まりを下から築いていき、彫刻は上から始めるのだ。
使っているものが砂と水だけだから、横にまっすぐ突き出すものを作ることはもちろんできない。
下の写真で見ればわかるだろうが、細長いものが崩れずに残っていることは信じがたいほどだ。 |

彫刻品が完了したあとは、一ヶ月あまりの間のショウのために、水とノリを混合したもので毎日スプレイするという。さらに、繊細な彫刻品に鳥たちがとまらないように、細い針金を何本か立ててある。
これだけ立派な彫刻品を作るの、才能が必要なことはいうまでもないが、それと同時に練習に練習を重ねた熟練の人でないと、そう簡単に作れるものではないと思う。 |
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