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Cabinの塀 Thu, 27 Feb 2003 19:48
倒壊した塀今年の冬の大風で木作りの塀が倒れてしまった。
Cabinの裏庭の塀を作ってから大方30年になるだろうか……?「塀」といってもに日本の侍屋敷の塀とは違って、極簡単な木作りのもので、カキネと言ったほうがふさわしいだろう。
塀の柱はコンクリートに埋めてあるとはいうものの、長い年月の間に柱の下の方はどうしても土の中になってしまい、この雨の多い街では土が濡れていることが多く、したがって柱も何年間のうちには腐ってしまうのがあたりまえだ。
普通だと塀の作り換えなどは春か夏の天気のいいときにするものなのだが、今年の冬は異常に天気が好いので、まだ2月でも作り替えることにした。
「ヒマ人間」は自分でこれぐらいの仕事をしてもいいようなものだが、経験はないし、ちゃんとした道具もないので本職を雇うことにした。
柱はFir(モミの一種)で、板はCedar(スギの一種)。Cedarは長持ちのする木だが、柔らかくて柱には向いていない。それでCedarより硬いFirが柱として使われる。最低30年はもつということだ。これから30年後というと自分の歳は???塀が今度倒れる前に自分が倒れてしまうことになるだろう……。

もともと塀を作った理由は、何匹か飼った犬たちが裏庭で自由に走り回れるようにするためだった。
ここの庭には植木が多く、塀などなくても隣がほとんど見えないので、プライバシーを得るための塀は、その必要性がまったくなかった。これまでにここで飼った犬は合計5匹だが、中で一番可愛いというか、やさしい性質を持った犬は、スミと名づけたシェパードとコリーの混ぜ合わせのメス犬だった。
完成した新しい塀 腹の上に養女の鴨をのせているスミ
ある日公園に散歩に連れていったとき、木から鴨のひよこが落ちてきた。スミがそこに我々を引っ張って行ったので、その鴨のひよこをCabinにつれて帰ったのだが、スミはその鴨を養女としてしまった!
このメスの鴨はスミのミルクはさすがに飲まなかったが、スミを母親として受け入れ、写真のごとくすみの上に座ったり、いつも傍で眠ったりしていた。その光景は我々のハートを深く暖めてくれるものがあった。
鴨は3ヶ月ほどで一人前(一羽前?)になり、ある日裏庭の池で遊ばせていたときに、羽ばたいて空に飛びあがり、そのままどこかに行ってしまった。以来一度も戻ってこなかったが、どこかで男前(?)の鴨を見つけてくれたことと信じている。
在りし日のスミとクロちゃん
その後もスミはコッカスパニエルのクロちゃん(弟が子供たちに買った犬で、ワイフに“ダメ!”と言われ、ここにつれてきた)を養子として受け入れた。
こういった動物同士の愛を見れたのは、我らのハートを底から温めてくれる貴重な出来事だった。


この塀なしでは、我々が仕事に出かけている間は、1日中家の中に閉じ込めるか、鎖につなぐしかなかっただろう。それではあまりにもかわいそうなので、塀を作ったわけだ。
今ではスミもクロちゃんも亡くなり、その後は飼い犬もいないので塀の必要性もないのだが、長年の習慣というか、無いとなんだか裸になったようなので作り替えることにしたわけだ。
作り替えたついでに、以前からつけていたサインも塀の戸につけ戻した。泥棒防止に役立つかもしれないと思って……(笑)。
カナダの夕陽 Sun, 09 Feb 2003 12:02
“CanadianSunset”という言葉を聞いたことのある人は少なくないだろう。
こういった言葉ができたり、同じ題名の曲や歌ができたのも理由があっての
ことだというのが、この国に来てからよくわかった。


ここに住むようになってからずっと、Cabinの南西側、裏庭の向こう隣の庭が大木でいっぱいであったため、海やVancouver島が見えなかったし、“空”もそれほど大きくはなかった。
ところが5〜6年前に後ろ隣の家に住んでいたおばさんが亡くなり、その敷地(約40x46m)に家が2軒建てられることになって、大木が全部切られてしまった。
おかげで我々はそれまで見えなかった景色をこのCabinから楽しめるようになった。家を建てた人に心から感謝している(実際に言葉では言っていないが……)。
Cabinからスタンレーパークをのぞむ
北国では冬と夏では日の長さがかなり違う。夏の一番日の長いときには、午前6時前から午後10時ごろまで明るいが、冬の日が短いときには夕方4時過ぎには暗くなってしまう。
普通の冬季(10月後半〜2月ごろ)には雨が多く、太陽を見ることが少ない。ところが、今年の冬は異常なほど天気のいい日が多く、したがって夕焼けを見られる機会が多い。

“CanadianSunset”が特別であるのは、この国が地球の北部にあるため、雲にあたる夕焼けの太陽光線の角度が独特な色を作り出すのにちょうどいいためだろう。

CabinのRecliningChairに座って、ビールでも飲みながら2〜30分の大自然の作り出してくれるshowを楽しむとき、心底“生きている甲斐がある”などと思ったりする…。
初滑り Wed, 22 Jan 2003 21:04
年が明けたと思ったら、あっという間に1月も終わりに近くなってしまった。
例年の11月、12月というと、雨の日が多くて暗い灰色の日が続く。Cabinのあたりが雨の日は、たいてい山の上では雪が降るものだがBlackCombのゴンドラ乗り場、今年の冬はハワイの方からの暖かい空気が押し寄せ続けているため、暮れに一度雪が降っただけで、それ以降まったく雪が降らない。せっかく降った雪も 、その後の雨で解けたりしてゲレンデの状態は見るも無惨な状態だ。それでも一応、街の3箇所のスキー場はオープンしているので、そのひとつのCypressMountainに行き、リフト代42ドル支払って、ゲレンデに出てみた。これだけ積雪量が少ないのはこの7〜8年見たことがないほどで、あちこちで石の上が突き出していたり、小石が雪に混ざっていたりして、よほど注意して滑らないとスキー板が傷だらけになってしまうほどだった。
Whistler BlackCombのスキーマップ
先週、ちょうどカリフォルニア州から甥(Yoshikiの従弟)がスノーボードを持ってきたので、Vancouverから車で約1時間半ほど行ったところにある、Whistler BlackCombという世界的に知られているスキーエリアに行ってみた。 
(リフト代…65カナダドル/Day)
甥(右)とルディ、甥の友人 BlackComb〜Whistlerをのぞむ
リフトの順番待ちをする人々
ここはさすがにVancouverより北にある上、内陸寄りでもあるため、気温はかなり低い。したがってVancouverあたりで雨のときでもかなりの雪が降る。この日の積雪量も1.8mほどあり、ゲレンデに突き出た石を見ることも少なかった。
ちょうど日曜日だったし、翌日の月曜日がアメリカの休日だったこともあって、いつもより人が多く、リフト乗り場はかなりの列ができていて、リフトに乗るまで10分ぐらいは待っただろうか。
それでもみんな並ぶことには慣れており、押し合いへし合い、ということはまったく無かった。
カフェテリアでのランチタイム午前中には時々日が照ったりしたが午頃には曇ってしまい、ゲレンデの“コブ”が見えにくくなったので、休憩することに話がきまり、山の上にあるカフェテリアに入って典型的なハンバーガーのランチ。
その後、また続けてスキーに行ったが、部分的に霧(雲?)がかかっていたため先が見えなくて苦労した。

一度、一番上の方の狭い道のようなところを降りていたら、ルディのスキーにスピードが出すぎて転び、もう少しですごい急な崖に落ちそうになって、ちょっとヒンヤリした。
眼下に雲を見るまた、間違って氷のような“コブコブ”のコースに入ってしまったりした。
そこではスキーを脱いで歩いて降りようかと何度か思ったが、なんとかスキーをはいたまま降りることができた。その後平坦なところに出て、いかにラクであるかが身にしみてわかった(笑)。

このスキーエリアはかなり広く、ゴンドラ乗り場の人ごみも、数多いゲレンデに消えてしまう。他のスキーヤーがまったく見えなくなることも何度かあったし、1日中滑っても同じゲレンデを滑るのはせいぜい2〜3度で、いろいろ違ったゲレンデを滑ってみることができる。
しかも、この日我々が滑った山はBlackCombだが、同じリフト券で隣にあるWhistlerに行ってそこのゲレンデを楽しむこともできるのだから、それこそ1日中変化に富んだスキーができるわけだ。
スキーの後の夕食午後3時半にはリフトは停止になる。
頂上から下までスキーで降りるのだが、休みながら降りるとそれだけで2〜30分はかかるだろうか。
ルディは疲れたので途中からゴンドラに乗って降りた。

1日中のハードスキーの後のビールの味はまた格別だった。