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結婚式 Thu, 28 Aug 2003 21:49
8月も終りに近くなってしまった。今年の夏は雨が少ない。
7月の中ごろ、スタンレー公園でのテニストーナメントのとき以来、ほとんど雨らしい雨は降っていないため、山に入ってみると土はまるで埃のようだ。
こんな毎日いい天気が続いているとき、我らの長年の友達であるクンツ氏が雨降りの心配をしていた。
心配の理由は、彼のひとり娘、スーザンの結婚式の4〜5日前から、天気予報で式の日の降水確率が70%と言われていたからだ。教会での式のあとの披露宴をスーザンの家の裏庭ですることになっており、テントを借りて立てるべきかどうか、迷っていたのだが……、幸い、天気予報ははずれて、その日になると朝からいい天気で、花嫁のお父さんはほっとしていた。
今回の結婚式は典型的なものとは違って、新郎新婦は4年ちかく同棲しており、彼らにはすでにすでに2才半になる娘がいる。一定期間暮らしてみた結果、一生一緒に暮らしてもいいということになって、正式に結婚式をあげることになったのだろう。
新郎(KeithMcBain)はスコットランド系で、新婦(SusanKunz)はイタリアとドイツのミックス。こういったことは、この国では珍しいことではなく、むしろあたりまえのようでもある。
式はカトリックの小さな教会で行われたが、なんとそこの神父さんは中国系の人。こういったこともこの国では珍しいことではない。
祭壇での儀式の間、彼らの娘(Jessica)が辛抱強く我慢していた様子はいじらしいほど可愛らしく、ほほえましいユニークな光景だった。
指輪を交換し、キスを終え、サインをしたあとは、教会の出口で一人ずつゲストの祝福を受け、そのあとはリムジン(大型乗用車)に乗って公園に行って記念写真。こういったところはこの国での結婚式の典型的なパターンといえるだろう。

一方、ゲストは直接披露宴パーティーの場所へ。NorthVancouverにある新郎新婦の家で、宴会世話係を雇ってのパーティー。ホテルとかレストランで開かれるパーティーに比べて、こじんまりとしていて落ち着けるいい雰囲気だった。
食べ物は世話係が作ったものだったが、装飾などは自分たちでしたものだったし、WeddingCakeは友達のHomeMadeのもの、新婦のお父さんの自家製のワイン、と、ホテルでの披露宴(特に日本で経験したのは“既製品”という感じがした…)に比較して、パーソナルタッチのある簡素でいいパーティーだった。

パーティーのあと、新郎新婦は申し訳に(?)ダウンタウンのホテルで一泊というハネムーン…彼らの友達が家に泊り込みで2才半の娘の世話をしてもらって…。
いつまでも暖かい幸せな家庭であるようにと我々は祈って、パーティーから解散した。
テニストーナメント Sun, 10 Aug 2003 20:46
7月の中旬から終りにかけて、Vancouverのダウンタウンに隣接している大きな公園、StanleyPark内のテニスコート(全17面)で、B.C州でもっとも規模の大きいテニストーナメントがあった。大会の看板と入江くん

テニスの世界共通のレベルは1から7まであって、1=まったくの初心者〜7=四大トーナメント(全英、全仏、全豪、全米)に出場できるレベルに分けられているが、このトーナメントには、2.5のレベルから5.0以上まで、0.5ごとに6段階に分けてレベルが設定されているのと、さらに、それとは別に年齢別に分けた部門もあるので、実に様々な人たちが、それぞれのレベルに合わせて参加できる仕組みになっている。そのため、参加者900人以上という、人気のあるトーナメントだ。


この大会に、去年の秋、GrouseMountainにハイキングに行ったときに知り合った、入江俊志(いりえとしゆき)くんが参加することになった。彼はWorkingHolidayのビザでこっちに一年間滞在している青年で、
今年の5月はじめごろからWhistlerのスポーツ学校に入り、テニスの先生になるための勉強とトレーニングを積んでいる。
トーナメントに出場した2人とCabinの2人同じ学校に、高校時代にテニスの全国大会でベスト16に入ったこともあるという19歳の「山口雄大(ゆうた)くん」がいて、彼が、このStanleyParkTournamentに出場することになったため、入江くんもまわりの人にすすめられて出場することになったのだ。

我々とは、知り合って以来、ハイキングのほか、テニス、スキー、サイクリングなどを一緒にする仲なので、現在の滞在先であるWhistlerスキーリゾートからVancouverに来てテニスの試合に出場する間、このCabinに泊らせてあげることになった。
オープンレベルの本戦に出場、健闘する山口くん山口くんは5.0以上のオープンレベルで、入江くんは4.0のレベルに出場した。

山口くんは、64人から始まる本戦の試合に入るための予選試合が最初で、最初のセットは負けたが、次の2セットをとることができて、本戦に進むことができた。
しかし、さすがにオープンレベルとなると厳しい。同じく若い左ききの相手にぶつかり、残念ながら一回戦で負けてしまった。


一方、4.0のレベルに出場した入江くんは一回戦は楽勝(6−0、6−4)。
雨のテニスコート二回戦は翌日午後からの予定だったので、時間前には行って待っていたが、朝の雨で試合の時間が遅れていた上に、午後からも雨となり、二回戦は一週間近くも延期になった。

待ちに待った二回戦は、予想外の楽勝(6−1、6−0)で、続く三回戦は日曜の8:00開始ということになり、山口くんの予選(10:00〜)の応援をかねて、Whistlerの学校の生徒が8人ほど応援に来たので、我らと一緒に、朝早くてもにぎやかな応援団となった。この三回戦も6−4、6−3と勝ち、四回戦に進むことになった!
サーブを打つ入江くん山口くんもこの日の予選ではには前述のようにバンカイ勝ちしたので、みんなで中華料理屋での昼食でお祝いした。
入江くんは四回戦も6−1、7−5で勝ち、いよいよ準決勝。最初の4試合の相手はみんな「白人」の人だったが、準決勝の相手は東洋人で左ききの人。 でも、左ききのサーブもあまりスピードがなかったので、入江くんには別にトラブルではなく、これにも6−3、7−5と順調に勝つことができた。
面白いと思ったことは、準決勝の4人はみんな東洋人だったことだ。東洋人は「辛抱強さ」で勝つのだろうか…??
決勝戦は翌日に行われた。相手は入江くんと同じく韓国からVisitorとして来ている人で、日本対韓国ということになってしまった!
この韓国人の相手の打つボールにはそれほどスピードやスピンはなかったが、すごくしつこくボールを返してくるので、我慢できなくなってポイントを取ろうとしてミスをする…、というパターンを繰り返し、最初のセットはTie-Breakになって6−7と負けてしまった。
2セット目も入江くんは4−5で負けていたが、バンカイして6−6になり、またしてもTie-Break。我々応援団も手に汗を握って…、というきわどいところだったが、なんとかTie-Breakを勝ち、さらに3セット目も6−4で入江くんがとり、3時間を超える熱戦を制して優勝した!
優勝盾を手にする入江くんこのトーナメントが始まったときには、まさか入江くんが優勝するとは思わなかったが、やはり5月以来の毎日の練習の成果もあって、彼のストロークのスピンとスピードで6連勝できたのだろうと思った。
4.0のレベルでも優勝は優勝。参加者64人の中でトップになったのだから偉いことには違いない。
彼の試合ごとに応援に行き、自分が試合に出たつもりになって6試合を楽しむことができたし、優勝してくれたので応援に行った甲斐があったというものだ。
入江くんには、今度の優勝で、彼のテニスに自信がついただろうし、カナダ滞在のいい思い出になっただろうと思う。