No 257
仙元山から小倉城址――歴史と自然にふれる早春の低山歩き――
連休の頃を思わせるような暖かさだった。駅を出て古い町並みを通り抜けると槻川にでる。すぐ目の前が仙元山だ。天満宮の赤い鳥居を左に見て細い山道を登ると尾根に出た。40分ほどだったがすっかり汗ばんでしまった。見晴らしの丘公園へ登る車道にいったん下りて公園に向かう。路の傍らに紅梅と白梅が仲良く1本づつ咲いていた。やがて公園につくと、盛りをすぎた蝋梅が、それでも甘い香りを漂わせていた。展望台に登ってみたが、春霞がたなびき、近くの笠山と堂平山ぐらいしか見ることができなかった。再び静かな山道をたどると、左手に「下里の大モミジ」がある。痛々しいほどに枯れ果てているが、それでも何本か若い枝が伸びていた。遊歩道の道標をすぎると休憩舎があり、やがてスギ林に囲まれた仙元山(299m)についた。木の間から小川町の町並みが見える。仙元山の次のピークが青山城址で、永禄年間(1558〜70)頃の築城と案内板に書かれていた。次のピークが大日山(253m)で四等三角点がある。雑木林の中をゆるやかに登っていくと明るく開けた伐採地についたので、ランチタイムにする。
天気予報ではサクラの咲く頃の気温と言っていたが、まるで初夏の陽気である。物見山(286m)はスギ林の中で、木の幹に山名を書いた小さな板が打ちつけられていた。「仙元大日神」と「庚申」の石碑のあるピークから右へ急下降し、尾根を左へはなれるようになると、道幅もひろくなり小倉城址の入り口についた。小倉城も永禄年間の築城とされ、現在玉川村が遺跡の発掘をしている。踏み跡のはっきりしない尾根をくだると、車道と墓地が下に見えて、嵐山渓谷の入り口についた。ふりかえると仙元山から物見山へつづく稜線が、のびやかに横たわっていた。清流をながめながら歩くと、ほどなく休憩舎が林の中に見えてき、遊歩道が終わると千手堂の集落につく。畑の間を抜け大妻嵐山高校を過ぎると嵐山の街中で、武蔵嵐山駅も近い。(16年2月22日、晴れ、参加者46名)
到着時刻 出発時間 所要時間
>
>
小川町駅 9:07 9:20 −>
天満宮 9:50 9:50 0:30>
見晴台 10:18 10:35 0:28>
仙元山 11:00 11:10 0:25>
大日山 11:52 11:52 0:42>
伐採地 12:10 13:00 0:18>
物見山 13:04 13:04 0:04>
小倉城址 13:50 14:05 0:46>
トラスト公園 14:36 14:55 0:21>
武蔵嵐山駅 15:35 − 0:40