No258  倉岳山と高畑山

   -好展望の山稜を歩く-

中央本線の梁川駅は、シャレた山小屋風の無人駅です。駅のホームから青い空を

バックにした倉岳山が、オイデオイデと手招きをしています。北側の斜面には、

まだ雪が残っています。駅前の広場でストレッチをして、硬くなった筋肉を伸ば

してから出発です。

国道20号線を横切り梁川大橋で桂川をわたります。車道をゆるやかに登ってい

くと右手に案内板があり登山口につきました。ここから月屋根沢の流れを見なが

ら、山腹につけられた登山道をたどります。標高500mあたりから、斜面のと

ころどころに雪を見るようになりました。霜柱を踏む音が気持ちの良いリズムを

刻んでいます。水場の標識をすぎると急な尾根の登りです。頭上が開け立野峠に

つきました。秋山川の向こうに雪をたっぷりつけた道志の山並みが見えます。正

面の赤鞍ヶ岳が立派です。風のない日だまりは春のようですが、ときどき耳が痛

くなるような風が吹き抜けていきます。後ろから地元高校山岳部の人たちが登っ

てきました。頬を赤く染め元気いっぱいです。私たちにもあんな時代があった

ね、と話しながら重い足を持ち上げます。やがて倉岳山(990m)の山頂につ

きました。スギ林にさえぎられて、展望はあまり良くありません。山頂からすこ

し下ると、五合目から上が雲で覆われた富士山が見えました。滝子山から大谷ヶ

丸、黒岳など南大菩薩の山々も見えています。右がスギ林、左がコナラやクヌギ

などの雑木林に分かれた、明るい尾根を穴路峠へと下っていきます。峠から高畑

山までまだまだ登りがつづきます。雛鶴峠へ下る標識をすぎると、すぐ目の前が

高畑山(981m)の山頂でした。富士山が正面に見えますが、残念ながら上は

相変わらず雲に隠れています。それでも御正体山や杓子山、鹿留山、三ッ峠山の

展望を楽しむことができました。高畑山からの下りははじめから急斜面です。雪

が凍結して滑りやすく、気がぬけません。871mのピークを右に見上げながら

ドンドン下りつづけます。やがて沢音が聞こえ穴路峠の分岐につきました。以前

はここに石仏があったそうですが、いまは石がいくつか重ねてあるだけでした。

木々の間から小篠貯水池の青い水面が見えてきました。貯水池のすこし下にサク

ラの木に囲まれた暖かそうな広場がありました。すこしながめの休憩をとり、暖

かいコーヒーを飲みます。小篠の集落をぬけ、国道20号線ぞいをクルマに追わ

れるようにして鳥沢駅につきました。(16年3月7日、晴れ一時曇り 参加者

36名) 

 

 

 ポイント  到着時間    出発時間     所要時間

梁川駅    8:03    8:35      − 

登山口    8:51    8:55     0:16 

水場    10:05   10:05     1:10 

立野峠   10:27   10:35      0:22 

倉岳山   11:13   11:20     0:38 

穴路峠   11:42   11:50     0:22 

高畑山   12:24   13:05     0:34

穴路峠分岐 13:54   14:00     0:49

小篠貯水池 14:20   14:40     0:20

鳥沢駅   16:00    −           

        計       4:51