No267柴又帝釈天から「野菊の墓」

マップ
縛られ地蔵

「歴史や文化にふれるハイク」3回目は、葛飾金町から柴又周辺をゆっくり楽しく 歩きました。 金町へ着く前に資料に目を通し、メガフォン持参の吉田さんを先頭に町へ繰り出す。 暑くなり そうだ。

 最初の史蹟は「しばられ地蔵」のある業平山南蔵院。門前で面白い由来を聞いてか ら、願掛 けの参拝と休憩。水元公園の釣り場には、日除けのパラソルがずらっと並び、暑いの になかな か盛況だ。園内の葉桜の下は風も涼しく、ホッとする。昼食予定地ではなかったが、 水辺の木 陰の方がよいので、ここで少し早いランチタイムになった。自転車に幟を立てたアイ スキャンデ ー屋さんもホクホクだ。出発する頃から空模様が怪しくなったが、炎天下を歩く恐怖 から解放さ れラッキー!花菖蒲は終わってしまったが、大きなピンクのハスの花が丁度見頃で、 その美し さに歓声が上がる。

寅さん記念館前で
 江戸川を左に見ながら、てくてく。鉄橋を渡る電車の音と、雷の音が響く。土手を 上ると葛飾 柴又寅さん記念館があった。中庭の入り口には、石造りのトランクが置かれ、「男は つらいよ」 シリーズ全48作と、歴代マドンナが年代順に表示されている。足元のタイルには撮 影地が日 本列島を形作っていた。マンガチックな寅さん人形と記念写真を撮ってから、柴又駅 へ。駅前 広場の中ほどに寅さんの銅像が立っている。ここから、老舗が軒を連ねている参道を 自由散策。 参道の突き当たりが帝釈天(経栄山題経寺)で、寅さんが産湯を使ったとされている 御神水は、 小さな柄杓に受けるのが大変なほど、勢いよく大量に流れ落ちていた。

♪矢切の渡し〜
帝釈堂を巡る 見事な木 彫と庭園をじっくり見てから、裏手の山本亭を見学。柴又公園から、先ほどの江戸川 河川敷に戻 り、矢切の渡しへ向かう。船頭さんが櫓をこぐ渡し船で、2度に分けて千葉県側へ。 吉田さんは、 密かに用意してきたテープ「矢切の渡し」を聞かせてくれる。

 伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の舞台であり、堤を越えると記念碑がある。大きな 文学碑のあ る西蓮寺までを、「野菊のこみち」として、田圃や葱の畑道に、素敵な石道標が幾つ も立っている。 小説に「民さんは野菊のやうな人だ。」「政夫さんはりんだうの様な人だ。」とある 通り、野菊やりん どう、二人のシルエット、渡し船などが彫ってある。

松田聖子が民子を演じたのは1981年。それより四半世紀前の1955年に、木 下恵介監督が映 画化した「野菊の如き君なりき」が懐かしい。渡し船の客である政夫翁が老船頭に、 思い出を語る のだが、回想シーンを楕円形にぼかした手法が新鮮だった。  高台の西蓮寺で、民さんの死に涙した遠い日を思い出しながら休憩。矢切駅で解散 して、数人を 除き武蔵野線で帰ってきた。熱中症の心配もなく、降られず、本当にありがたかった し、資料作り始 め係が大変だった分、楽しませて貰いました。(記録:鈴木繁子)

「野菊の墓」文学碑(西蓮寺)
 平成16年7月11日(日)晴れのち曇り 参加者44名
 <コース・タイム>
ポイント     到着時間  出発時間  所要時間
金町駅       _   10:00   _
南蔵院     10:28 10:45  0:28
水元公園    11:07 11:55  0:22
寅さん記念館  13:03 13:17  1:08
柴又駅     13:25  _     0:08
帝釈天     13:50 14:22  0:25
山本亭      _    14:35  _
矢切の渡し   14:45 15:15  0:10
西蓮寺     15:40 15:50  0:25
矢切駅     16:05  _     0:15
_        _     _     3:21