
エベレストを北から見てみました。まるでカミソリで削ぎとったような面で、山々が構成されています。
エベレストから南東に伸びた稜線は、ローツェでヌプツェとシャールツェを結ぶ稜線とT 字型に交わっています。
エベレストに登るには、北稜、南東稜、西稜のいずれかの稜線にでるのが良さそうです。
どっちにしろ、垂直の氷壁を登ることは避けられそうにありません。
点線は、「そこに山があるからだ」で有名なマロリーの発見した南東稜ルートと思われます。
ヒラリーとテンジンによる初登、植村直巳と松浦輝夫による日本隊登頂もこのルートでした。
まず、クーンブ氷河から垂直の「アイスフォール」を突破し、「ウエスタンクーム」という氷原にでます。
そして氷原を横断して、意外なことに方角違いの「ローツェフェース」を登攀するのです。ローツェの真下をトラバースしてサウスコルに到達します。
ここまでに、普通は三つくらいのキャンプを設営するそうです。
サウスコルからは岩稜をひたすら攀じ登って頂上に立ちます。
サウスコルは鞍部とはいえ7986mの高さですから、ほかのルートに比べ垂直登攀は最も長いのですが、登頂成功率は高いのは不思議です。
エベレスト一覧に戻る